日航ジャンボ機UFO遭遇事件

日航ジャンボ機UFO遭遇事件とは、1986年11月17日に日本航空の貨物機がアメリカアラスカ上空で未確認飛行物体に遭遇した事件のことを指す。

飛行機に乗っていたのは、貨物機のため乗員は寺内謙寿機長を含む三名のみだった。同機がアンカレッジの北東約751キロにさしかかっていたところ、突然、左前方約5キロ、下方約600メートルのところに航空機の灯火らしき光が二つ現れたという。光はじゃれあうような動きを見せながら、同機と平行して7分ほど飛行した後、瞬時にして前方約300メートルの位置に移動した。その物体の放つ光で、同機の操縦席内は昼間のように明るくなり、寺内機長は顔に熱を感じるほどだったと証言している。その光は、無数の排気口のようなものが帯状に集まったところから放たれていたと伝えられている。

寺内機長が事件の詳細を共同通信社に勤務する友人に話したことから、当時日本をはじめとする各国のテレビニュースや全国紙、週刊誌などで大々的に報道された。