【1966年】ポイント・プレザント事件

この事件は実に特殊でUFO事件と単純に捉える事は出来ない。
確かに、UFOや宇宙人の目撃と合致する事から関係性を肯定する声も多いが、この事件の様に、重大事件を預言する怪物と言うのは、何もこのモスマンに限った事ではないからである。

1966年11月12日、アメリカ合衆国ウェストヴァージニア州レンデニンの墓地で男性5人がまるで大きな鳥の様なムササビの様な生物を目撃した。
その怪物の正体を探ろうと5人は車のライトで照らしたが、それは明らかに想像した生物とは違っており、見た事のない生物であった。

また同年11月14日、スカーベリー夫妻がマレット夫妻とドライブ中、TNTエリアと呼ばれる同地の弾薬庫があった廃墟の中から、翼のある異様な生物を目撃する。
体長は2mを超え、翼は両端までで3m、目は赤く光っており、正に未知の怪物であった。どうも、この怪物は地上を歩く事には慣れておらず、歩く作業はおぼつかずヨロヨロとやっと歩いている様子であった。

そこで、夫妻達は逃げる為に車を発進させたが、怪物は翼を利用せずにいきなり上空へと上昇したかと思うと、車を追いかけて来た。
どれだけ速度を上げても怪物を振り切ることは出来なかったという。
最終的には160kmから170kmの速度になっていた。

更に、同日夜間、スカーベリー夫妻の事件があった場所から約100kmほど離れたセーラムと言う街で、飼い犬が異常に吠える事に不安を覚え、飼い主が外を見ると他の目撃者同様の怪物が納屋近くにいた。恐怖で飼い主はそのまま放置していたらしいが、翌朝ペットの犬は消えていた。

これら主要な事件を発端に、ポイント・プレザント付近で怪物の目撃情報が多発した。
目撃談から想定される形態は、体長は約2m、全身灰色の毛に覆われ、腕は無く、その代わりに約3mもの翼がある。飛ぶ際に翼をはばたかせることなく、約200kmほどの速度で飛ぶ事が出来る。もちろん、もっと早く飛べるかも知れないが、その当時比較となる速度対象物が無かった為、一応200km前後としたことをお断りしておく。

頭部とは思わしき箇所はなく、ほぼ胴体と直接繋がっている体で赤い目がギラギラ輝き、目の間隔はかなり離れている。鳴き声の様なものを発し、「キィキィ」と虫が鳴く様な声だったと言う。この様相から、この怪物は「モスマン」と呼ばれることとなる。

リチャード・ギアの主演で映画の題材にもなった「モスマン」だが、それは怪物としてのモスマンではなく、「モスマンの呪い」、「モスマンの啓示」に対して焦点を合わせた話である。題名である「プロフェシー」は訳すると「預言」と言う意味である。

実際、1967年にシルバーブリッジでモスマンが目撃されると、同日46人もの犠牲者が出た崩落事故がシルバーブリッジで起こり、モスマンの取材をしていた地元記者も変死した。映画「プロフェシー」では8人もの死亡者を出している。

と挙げてみるとそれほど多くの事件は無く、大惨事も橋の崩落のみで、モスマン=死の予兆と言い切れるほどの材料は無い気もするが。

モスマン目撃の前後には、同地にてUFOの目撃証言が集中しており、同地では無関係ではあり得ないと考えられている。極端に言うとエイリアンアニマルではないかと言う説が多いのである。つまり、エイリアンのペットと言う説が同地のみで支持されている。

ミミズクやフクロウ、ムササビなどとの見間違いとの説も根強いが、翼を広げて3m、体長も2m以上あり、おぼつかないまでも地表を頻繁に歩く生物として適当な解釈だとは思えない。
また、その速度も車でもあまり出さない速度にまで達しており、また既知の生物で200kmで飛べたとしても、それほどまでに車を執拗に追う生物がいるだろうか。

モスマンがどういう生物であれ、UFOとの関連性があろうがなかろうが、少なくとも既知の生物でない事だけは確かだ。
この事件をUMA事件と捉えるか、UFO宇宙人事件と捉えるかは今後の展開次第である。

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