「怪奇マンガ」約40年間の一大通史

本展示は米沢嘉博氏によって書かれた『戦後怪奇マンガ史』(鉄人社)に準拠する形で、戦後の怪奇マンガを紹介する展示です。

本書は漫画評論家の故・米沢嘉博が生前に連載していた「戦後怪奇マンガ史」「恐怖マンガの系譜」を同題『戦後怪奇マンガ史』として一冊にまとめたものである。

初出は三○年前──インターネットが一般化される以前の時代── 一九八六年秋から九○年冬にかけて、当初のホラームービーブームにより五誌に及ぶホラー漫画専門誌が創刊されたのだが、その中の一誌である『ホラーハウス』(大陸書房)に全四六回連載されたものに、描きおろしの解題および資料を加えたもの。戦後怪奇漫画のはじまりに近いとされる手塚治虫「ロストワールド」から、つのだじろう「新・うしろの百太郎」まで、「怪奇漫画」約四○年間の流れをたどって概観した一大通史である。

『戦後怪奇マンガ史』「編者より」冒頭部分抜粋

本書が刊行されたのは、米沢氏が亡くなってから10年近く経た2016年でした。
本展では、貴重な資料や原画を通して、本書のエッセンスを紹介します。

期間

2018年6月1日[金]~9月30日[日]
※火・水・木曜日は休館(祝日の場合は開館)
※特別整理などで休館する場合があります。
 当館HPで確認、または開館日時に電話にてお問い合わせください。

第1期:2018年6月1日(金)~6月25日(月)
第2期:2018年6月29日(金)~7月23日(月)
第3期:2018年7月27日(金)~8月27日(月)
第4期:2018年8月31日(金)~9月30日(日)
※火・水・木曜日は休館(祝日の場合は開館)

入場料

無料

会場

米沢嘉博記念図書館1階展示室
東京都千代田区神田猿楽町1-7-1
JR御茶ノ水駅より徒歩7分
水道橋駅より徒歩8分
地下鉄神保町駅より徒歩8分

お問い合わせ

明治大学 米沢嘉博記念図書館
東京都千代田区神田猿楽町1-7-1
TEL 03-3296-4554