中国の螺旋形UFOとは、中国西部に住むおよそ100万人の住人が一斉に目撃した未確認飛行物体である。

このUFOが目撃されたのは1981年7月24日の事、中国西部地方を中心とした中国広範囲において、空汁を螺旋状の弧を描いて飛ぶ物体が目撃されている。
目撃された時間帯は、午後10時30分から11時30分のおよそ1時間。その間、このUFOは中国の広範囲にわたって目撃されている。
初め、このUFOは一つの星のように空に現れたのだが、次第にゆっくりと回転を始め、回転の後に尾のような光を伸ばし、空に螺旋形を描きはじめたとされる。この光は青白く輝きがなら、輪の外側にはさらに淡い赤紫の光が取り巻いた。目撃範囲はチベット自治区、四川省、青海省、甘粛省、貴州省、湖北省、河南省、広西省、雲南省、陝西省、山西省などであり、、市民の他にも気象学者、天文学者などから目撃情報が寄せられた。、その数はおよそ100万人以上といわれており、史上最大のUFO目撃事件である言われる。

また、事件の1ヶ月前に刊行されたUFO専門雑誌「飞碟探索」で、中国UFO研究協会会員の張周生がこのUFOの出現を予測していたという。
その記事によれば「1981年7月10日〜30日の間にUFOの活動が強まり、特に24日〜29日にかけて出現の可能性が高い。大きいものは規則的な螺旋状になり、ゆっくり回転し、朝なら西から東へ、夕方なら東から西へ、夜なら北から南へ向かい、見える時間は10分くらいであろう。」と記されている。
なぜこのUFOの出現が予測できたのかは未だ不明だが、確かな事は、その後中国では同様の事件が多発しはじめるようになった事だ。

• 1977年7月26日午後10時5分過ぎ、雲南天文台研究員でもある前述の張周生が四川省咸都市で天体観測をしていたところ、北の空に螺旋状に輝く不思議な物体を発見した。

• 1971年9月18日夜7時過ぎ、河南省汲県上空を、巨大な光の輪が回転しながら移動するUFOが目撃さえる。光の輪はガス状で、螺旋状星雲に似ていた。回転速度は遅かったが、移動速度は速く、1分ほどで北西の空に消えて行った。

• 1977年8月、甘粛省武威地区において、北の空に乳白色の強烈な光を発しながら回転する物体がみられた。この物体は1〜2秒周期で回転し、それにしたがって光を吐き出つつ、何層もの螺旋状になっっていったとされる。この物体は北から南へ高速で進み、30秒から1分くらいで南の空へと消え去った。

• 1971年9月26日午後7時頃、江蘇省楊州地区の上空に巨大な螺旋状の発光体が9分間にわたって出現した。中心の明るさはかなり明るかったとされ、はっきりとUFOの状態が見えたという。

• 1979年6月16日早朝、甘粛省上空に突如として螺旋形の飛行物体が出現。中心部分は金星より明るく、まるで銀河のようであったともされ、滞空時間は12分に及んでいる。

そして、2009年には、ノルウェーで同様のUFOが目撃されている。
中国で最後に目撃されてから30年近い時を経たものの、2009年12月9日、ノルウェー北部で目撃された螺旋状の飛行物体はニュースにもなり、その様子は多くの人々が目にしていた。

さが、これに関しては、ロシアの大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の失敗によるものだということが、ロシア国防省の発表で明らかになっている。

では、中国で目撃されたUFOもミサイル事故の失敗であったのか?
その点について、中国政府はいまだこの事件の真相について重い口を閉ざしている。