この事件は、イギリス・サフォーク州レンドルシャムの森で起こった未確認飛行物体の連続目撃事件である。

この事件は、後に「イギリスのロズウェル事件」と呼ばれる程信ぴょう性が高いとされ、おおくのUFOファンによって研究されてきました。

事件が発生したのは1980年12月27日の早朝、イギリス・サフォーク州にある英国空軍ウッドブリッジ基地を警護していたパトロール員であるジョン・バローズ空軍兵が、付近の森の中に異常な光を見つけた。
その時、彼は航空機が墜落したものと思い、急きょ現場調査のために門外に出る許可を申請した。
この申請に許可が下りると、バローズは同じ隊のジェームズ・ペニストン軍曹を連れ、光が漏れる森の中へと調査に向かった。
しかし、この『レンドルシャムの森』の奥深くへ踏み込んでいくと、これがただの墜落事故でないことが次第にわかってきた。
森の中にあったのは、飛行機などではなく、まるで見た事もない奇妙な形をした、謎の発光体であった。ボディは金属製のように見えたが、その形は三角形で、基部の幅はおよそ2~3メートルあり、全高約2メートルだとバローズは計算した。
さらに、所持していた無線機が使用できなくなり、近くの農場の動物はひどく取り乱しており、盛んに鳴き声を上げていたという。
共にこの森に入ったペニストンは、この物体に近づき、実際に触ってみた。その感触は温かく、なめらかな金属のようにも感じられたという。
さらに、表面には傷がまったくなく、いくつかの符号が記されていた。
そして写真やメモなどをしながら調査を進めてから45分後、突然物体の光が明るさを増し始め、危険を感じて二人は距離をおいた。そして、物体はまるで音も立てずに浮上し、恐ろしい速度で空の彼方へと飛び去っていったのである。
さらに、この物体は再びレンドルシャムの森に現れる。

二度目の飛来は12月29日の夜間。
この時、森の中で再び光が目撃されたのだが、調査に向かったのは警護隊ではなく、当時ベントウォーターズ支部の副司令官だったチャールズ・ホルト大佐であった。
恐らく、前回の報告を受け、かなり重要な事態であると判断していたのだろう。大佐は数名の部下と共に現場に到着したが、すでにUFO飛び去った後だったのか、そこにはもう光る物体は存在していなかった。
だが、その地面にUFOの着陸跡と思われるくぼみが三つ合った事を確認、それらのくぼみは深さ約4cm、直径約18cmで、三つのくぼみは三角形を形成していた。調査隊がこのくぼみの放射能を測定したところ、0.1ミリレントゲンのベータ/ガンマ値が記録され、ここに通常とは異なる物体があったことを裏付ける証拠となった。
その後も、調査隊は森の中で赤い光が飛びまわるのを派遣。この物体は溶融金属を垂らしながら木々の間を飛び回っているように見たとされる。
調査隊の観測中に、赤の光は五つの白い物体に分離し、消滅することもあったとされるほか、三つの星のような物体が空で認められたともされる。

また、初めに調査を行ったジェームズ・ペニストンさんと、ジョン・バローズはその後、なぜかアメリカの国家安全保障局のエージェント達に事情聴取を受けている。
その際、二人は注射を打たれ尋問されており、この薬物は催眠麻薬の一種ではないかと後に語っている。
こうした事件があったため、ペニストンとバローズは軍を除隊。しかし、辞職後も二人の手紙は政府による検閲対象とされており、家の中から盗聴器が発見される事もあった。
そして1994年、ついにペニストンは自ら催眠療法を希望。米国のエージェントに尋問された後に消された記憶を呼び戻すためであった。
そして、催眠状態に陥り、記憶を蘇らせた彼が語ったのは驚くべき事実だった。
あの時見た謎の物体が、宇宙人ではなく、遠い未来からやってきたタイムトラベラーのものであり、タイムマシンは最長4~5万年前まで遡る事が可能であった。
このタイムトラベルの目的は、将来人間の体に異変が生じた結果、子孫が絶えてしまった為であるとされ、過去の染色体を採取するためにタイムトラベルを行っていたとのだという。
これらの記憶は、彼がUFOに触れた時、そこにあった謎の記憶によって脳にダウンロードされたものであったとされる。