山形県鶴岡市金沢 高館山

高舘展望台

高舘山(たかおやま)展望台は、山形県鶴岡市大山字にある低山の上にある展望台である。

標高273mと低い山であるが、自然豊かな山でもあるため、麓の下池や上池なども含め『庄内海浜県立自然公園』の一部に指定されている。また、林野庁の「自然休養林」「森林浴の森100選」にも指定されている。

もともと、この山は戦国時代に平山城であった。尾浦城(大山城)が築かれ、大宝寺氏の居城であったとされる。

この山頂には展望台があり、庄内平野の田園風景を望むことができるのだが、この展望台は全国的にも有名。テレビや雑誌などでも取り上げられた事のある有名心霊スポットである。

特に、頂上にある老朽化した展望台には霊的な噂が数多ある。噂によれば首つりや飛びおり自殺の多発地帯とされ、そこで死んだ自殺者の霊が頻繁に目撃されている。展望台を昇る螺旋階段で霊の目撃情報が多いとか。階段に座り込む首のへし折れた女性の霊や訪れる人を睨み付ける首吊り男性のあった為散策はしなかったが、もしかしたら何らかの因縁めいた謎があるかも知れない。

・ここは首吊り自殺が絶えず、遺体の回収のために真っ暗闇の山中を上っていく救急車の赤い回転灯が良く目撃される。

・付近にある茂坂トンネルというところがある。そこは昼でも薄暗く、女性の幽霊が現れる。

・近くに油戸という部落がある。この村の中に車が1台やっと通れるトンネルがあり、以前にタクシーの運転手がトンネルの近くで殺された。それ以来、トンネルの出口の壁に男性の顔が見える。

・螺旋階段を上がり展望台の上部から外を見ると、大量の霊がこちらを見上げている。

・高舘山で写真を撮るとオーブだらけになる。動画を撮ればエコーの効いた女性のうめき声が入って来る。

・展望台の頂上に上がると、ゲタのような『カラン、カラン、カラン』という音が聞こえる。

・昔トンネルを掘るときにがけ崩れがあって掘っているひとが生き埋めになった。そのため、入り口に地蔵が立っている いまでもうめき声や顔が見え、夜中の1時を過ぎるとつるはしを持った人が現るその人は顔と右手がない。

・高舘山には2人の子供の霊が現れる。子供達に出会うと「今、何時ですか?」とたずねらえる。時計に目をやり時間を言うと忽然と姿を消している。

・展望台の入り口から内部の上を撮影すると男の顔が写る。

・もしこの場所で霊現象に遭いたければ、このトイレに入れば良い。

このように数多くの霊の目撃談や霊障に関する多くの噂があるなか、これらの現象に対する反証や原因を追及した仮説もいくつか存在する。

一説によれば、高舘山で有名な『螺旋階段での首つり自殺』は存在しないという。実際に、高館山での自殺は多いのだが、その大概は木にロープを巻いての首吊りであるといわれる。中にはテレビ塔から飛び降りたケースもありますが、一件のみですね。山の頂上付近で立ったまま金縛りにあった男性は、展望台の中ではない。

また、噂そのものが全てデマであり、本端は近隣の小・中学校の生徒が流した作り話という説もある。

その他には、高館山を「城山」としていた、今は滅亡してしまった武藤家をもとにした仮説もある。昔の大名はそれぞれ、陰陽師または呪術師を雇い、合戦での勝利、敵の打倒、疫病、災難から大名家を守るといったことを拝ませ、祈祷するのが当たり前の役職の人がいた。恐らく、武藤家にもその役職の人々がいて、尾浦城に結界をはり城を守っていたと思われう。
しかし、戦に破れ、滅亡したことにより、結界はなくなった。「結界」がなくなるとそれまでの「守り」で邪悪なものが入れなかった分、いろんな邪悪なもの集まってきやすいとしている。

いまだ議論が付かない高館山の心霊現象。
しかし、いまなおこの山で幽霊をみたという証言は増え続けている。