キャディ(キャドボロサウルス)

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キャディは1905年に発見され、北太平洋に現在も生息しているUMAだ。

別名キャドボロサウルスという名前のこのUMAはバンクーバー島沖合のキャドボロという地名にちなんで名付けられた名前だ。このUMAは体長や生態、目撃証言なども数多く明かされており、比較的存在確率の高いUMAとなっている。

外見は鹿、ラクダ、馬などによく似た頭部と細長い胴体、背中のコブはコイル状の突起があり、尾ひれは二つに分かれている。

古くからの目撃証言や写真などの記録が残されており、キャディの特徴を如実に表したものから、ほとんど腐敗して、判別ができないような写真まで数多くあり、その写真の真偽の程は定かではない。

性格は非常に臆病で、発見された時には推定時速40kmで逃げたと言われているほどだ。

1992年にはアメリカ動物学研究会で海洋生物学者のポール・ブロンド氏と動物学者のエド・バウスフィールド氏らによって論文が発表され、現在も棲息中であるとされている。

現在に至るまで目撃証言は160件を超えており、その大きさが様々であることから、研究者たちは幼生はかなり小さいものであると考えている。ちなみに今まで発見されたキャディらしき生物の目撃証言の中でもひときわ小さいものは体長40cm(推定)にしか過ぎなかった。

しかし、大きなものとなると体長60mを超えたものも目撃されており、地球上に棲息する海洋生物の中では最大級のものに分類されている。

ただし、数多くの目撃証言がありながら捕獲されたという記録は一度しかなく、1968年に漁師によって捕獲されてものが最後だ。その漁師も捕獲後、スケッチだけを残しキャディを逃している。

目撃証言が数多くある中で最も特徴的な事件は、キャディの失われた死骸についてだろう。

1937年7月、クイーンシャーロット諸島の近くで捕鯨船が漁をしており、いつもどおりメスのくじらを捕獲、解体した際に大きな肉塊を発見、特徴がこの近くに生息していると言われている「キャディ」にそっくりだったため一躍話題となった。

しかしながらその後、詳しい調査のためシカゴにあった博物館へと運ばれる途中、忽然と姿を消してしまい、現在でもその死骸は行方不明となっている。その死骸自体は既に胴体下が消化されており、無残な状態であったが、学者たちはその肉塊をキャディの死骸だと主張している。

また一説にはキャディの死骸だと主張されているこの肉塊、「二股にわかれた尾ひれ」が付いていると記録されているが、これはアザラシの後ろ足とよく似ており、一部の研究者たちは「アザラシの骨格から助骨などが取り除かれた姿ではないか」ともささやかれているが、現在も肉塊は行方不明のため真偽を確かめるすべはない。

さらに海面から顔を出した姿は、同じ地域に生息しているヘラジカ(ムース)によく似ており、泳ぎのうまい彼らが潜水後、顔を出した姿を誰かが見間違えたのではないか、ともいわれている。

しかしながらこれほどまでに目撃証言が集まり、数多くの記録写真も集まっているのを見て、現在もヘラジカの見間違いである、と言い切るのは早計すぎるのかもしれない。見つかればシロナガスクジラの2倍の全長となるので、その部分をとってみても、一部地域に生き残った海竜の一種なのかもしれない。

キャディは馬の祖先が海で進化したものではないでしょうか。クジラの祖先がそうだったように可能性はあります。

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