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エディーとは日本の関東地方を流れる江戸川区に棲息している水棲生物である。その見た目は非常にシンプルで全身を青々とした灰色で覆われていて、そのうろこは大きいとされている。背びれにくわえて、腹の部分にヒレが2つと体前方に手のようなヒレが2つ付いている。また、確認された固体の大きさは2mを越していたとされている。最初に目撃された年代などは現在では不明だが100年ほど前からではないかという説が有力である。
実はこの水棲生物エディーは存在することが確認されている。その正体はコイ科の淡水魚であるアオウオである。このアオウオが中国の方では中国四大家魚の一つとして知られていて、アオウオを除いてソウギョ、ハクレン、コクレンの3種類もこれに含まれる。
アオウオは生まれてから7年の間は年間約10cmという成長スピードで成長していき、それからは成長が遅くなるといわれている。その為、1mを越すアオウオの存在は世界的には珍しくない。それに加えて、コイ科の生き物は寿命も比較的長いことから巨大化しやすいとされている。しかし、日本の江戸川で獲れるアオウオは比較的小ぶりなものが多く、そのほとんどは1mを越すことがないほどであったとされるため、江戸川で獲れる大型のアオウオを「江戸川のエディー」と呼び、差別化を図っていた。だが、その一方「江戸川のエディー」と言う呼び名があまり広く認知されなくなったことから、エディーをアオウオだと知る人が非常に少なくなってしまった。その為、エディーは未確認生物というよりも都市伝説の1つとして扱われるようになってしまったとされている。
多くの研究者らも、その存在がほとんど確定しているエディーに関しては詳しい調査を進めてはいない。しかし、その中でもエディーをUMAの特別な例として見ている研究者も存在する。その理由としては江戸川で獲れるアオウオはどれも1mを下回ることが多いことから、2mを越すものが江戸川に棲息している場合のみ、その希少性を鑑みてUMAの1つとして認めるとしていると言われている。