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メガロドンは、役1,800万年前から約150万年にかけての、海が比較的暖かかった時代に生息していたサメである。

全長は最大個体の推定値で13m~20m。いずれにしても、現世のホホジロザメ(最大個体の推定値約6m)よりはるかに大きく、現世魚類では最も大きいジンベエザメ(最大個体で約13.7m)とほぼ同大である。

沢山のクジラの化石からメガロドンに噛み付かれた後と思われる歯型が発見されているため、主にクジラを捕食していたと考えられている。
変温動物ではあるが、恒温動物のクジラと同じように低温の環境では生息できないとされており、これが主な原因となって鮮新世(約600万-約200万年前)中期に絶滅したと言われていた。
しかし、本来は生息不可能と思われていた寒冷地域からもメガロドンの化石が発見されたため、この説は否定され、現在では、周りの生物の変化に対応できずに絶滅したという説も出てきている。

遥か昔に絶滅したと思われているこのメガロドンであるが、実はまだ海底で生き残っているではないか、という説もある。

その根拠となっているのは1万年前のものとされる歯が発見されたことである。
信憑性が疑われているが、仮に事実であるとすれば150万年前までに絶滅したはずのメガロドンが氷河期を乗り越えて生きていたことになる。
さらに、様々な巨大サメの目撃情報が相次いでいるからだ。

1918年、ポートスティーブンス市沖(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州 )
ポートスティーブン市(Port Stephens)はシドニーの北約200kmに位置する港町。
タスマン海を挟んでニュージーランドとは向き合う形となり、牡蠣(カキ)、ロブスター、鯛などが捕れる豊かな漁場に恵まれている。
そして、1918年のある日………
沖合い約14kmにあるブロートン島(Broughton Island)周辺の海域で、漁師達がロブスター猟をしていたところ、想像を絶する巨大なサメが現われ、ロブスターの入っていたカゴ(約1kg以上のロブスターが24~36匹以上は入っていたらしい)を、カゴごと引きちぎって去って行ったという事だ。
漁師のひとりは「サメの大きさは90m以上あった!」と話し、別の漁師は「波止場(約35m)と同じ位の大きさだった」と話している。
サメの全長が35~90mという事では話にまとまりがつかないが、これは漁師達が想像を絶するような巨大なサメを目撃した事による集団パニック化が原因ではないかと思われる。
この場合、波止場という比較対照のある35mという数字を信頼したい。
恐怖心から実際よりも2~3倍大きく見えたとしても、10~18mの巨大ザメだったという事になる。
目撃した漁師達全員の一致した証言として、巨大ザメが白っぽい体色をしていた事が上げられており、その事から「シロナガスクジラなど、クジラ類の見まちがいではないか?」とする否定論もあるが………
ポートスティーブン市沖はバンドウイルカやザトウクジラなどの分布域として知られており、現代ではホエールウォッチングが催される程の海域だ。漁師達が見まちがえる事はないだろう。
逆にいえば、この海域にはメガロドンのような巨大ザメがエサとするクジラ類が豊富だという事になる。 
その後、数日間・・・漁師達は巨大ザメを恐れ、漁に出なかったと記述されている。

1954年3月、インドネシアのモチール海を航行中のラシュエル・コーエン号は船底に大きな衝撃を受けた。
オーストラリアのアドレードに入港し船底を調べてみると、長さ18cmもあるサメの歯が17本食い込んでいた。
そして、船尾のスクリュウーは捻じ曲がり、なんと直径2メートルはある半円の歯型が残っていた。船を食べるつもりだったのだろうか?
歯型から逆算すると、サメの体長は24mにも達する。
また、1980年3月には、クィーンズランドとニューサウスウェールズの沖合いに27mの巨大ホホジロザメが現れた。

他にも複数の目撃談がある。
それがメガロドンなのか、巨大化した別種のサメなのかは分からないが、深海に巨大なサメ潜んでいる可能性は十分に考えられる。

引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/メガロドン
http://matome.naver.jp/odai/2135567441299202901