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超高純度の水は人を死に至らしめる危険があることをご存知だろうか。
超高純度の水とは一体、どのような水だろうか。

その正体は、限りなくH2Oだけの状態に近づけた水のことなのだ。
完全にH2Oにするのは不可能である。二酸化炭素やその他の空気が入り込むからだ。

元来、水は他の物質を溶かして取り込むという性質を持っている。
普段、我々が飲む水には、ミネラルや酸素、その他、水道のカルキなど、不純物が溶け込んでいるため、溶かすのは砂糖や塩などの簡単なものばかりだ。

しかし、これが高純度となると話は別だ。
工業用の高純度水は砂糖や塩のレベルではない。皮膚なども溶かしてしまうため、決して素手で触ってはならないとされている。

もし、高純度の水を飲むとどうなるか。皮膚、粘膜は醜くただれ、浸透圧によって体内に急速に吸収され、血は薄くなり、結果、人間を死に至らしめるのである。

あなたが高純度の水を見たり、観察する機会があったら、好奇心を出さない方がいい。