ロールスロイスの都市伝説

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世界の高級車、ロールスロイスにまつわる都市伝説。
ある男がロールスロイスで砂漠を走行中、エンジンルームから煙が上がり突然停止してしまった。

こともあろうに、男の車は砂漠の真ん中で立ち往生してしまったのだ。
怒りの運転手はロードサービスではなく、ロールスロイスのメーカーに電話をし、どうしてくれるんだとクレームをぶちまけた。

応対した会社側は特に謝罪することもなく「今居る場所を教えて下さい」の一点張りだったそうで、男が怒り心頭ではあったが、自分の今いる場所を教えると電話は切れる。
そしてしばらくすると一機のヘリコプターが上空に現れた。

その下部にはワイヤーで新車を吊っているではないか。
そして運転手の近くで新車を降ろすと、故障した車を引き上げて行った。
あっけに取られている男を尻目に、ヘリはその場から飛び去ろうとする。

その時、ヘリからアナウンスがあった。

「ロールスロイスには故障はありません。」

男は新車を手にし、無事に砂漠を抜けることが出来た。