ライトアウト:新人ギャングの入団儀式

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1990年代に北米で話題になった都市伝説。

新人ギャングの入団儀式として、夜の街を車のヘッドライトをわざと点灯せずに走行、一番最初にその車に向けて点灯してきた対向車線の車のドライバーを殺すという行為がある/あったというもの。

この噂は1993年に爆発的に広まったのだが、これは1992年に起こった実際の事件がきっかけの一つと言われている。車を運転していたカリフォルニアの小学校職員が、車のヘッドライトを付け忘れていた少年たちに(ジェスチャーで)注意喚起したところ追いかけられ、追いつめられた駐車場で銃で撃たれ亡くなったというものだった。

また1998年にはインターネットとFAXを通じて再度広まった。さらに11月にはカナダの防衛省がこの種のFAXを受け取り真に受けてしまい、全てのオンタリオ州国会議員に警告を送る(その当日中に警告を取り消す)という事態も発生した。