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ある日女性が耳にピアスの穴開けようとしていた。

その女性の姉がピアスを開けており、それに憧れていたのである。
自分で開けるのは怖いため、友人にピアスの穴を開けてもらうことになった。

友人は慣れた手つきで安全ピンを火であぶり消毒をしたあと耳に穴を開けた。

開けた穴をよく見ると、白い糸のようなものが飛び出していたのである。
糸くずがついていると思った友人は親切に「取ってあげる」と糸をつまんで強く引いた。

しかし、その糸は思った以上に長く奥からどこまでも出てくるのである。

不思議に思った友人はその糸を引っ張り続けていると、途中で何かに引っかかるような感触があり、強く引き抜くと「プチッ」という音と同時に糸が切れた。

すると、女性が突然「電気を消したのはだれ?いたずらしないでよ」などと言い出す。

もちろん誰も電気を消してなどいない。

その白い糸は視神経に繋がっていて糸が切れると同時に失明したのである。

それ以降女性の視力は戻ることはなかった。