「!」マークの道路標識

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日本には、多数の道路標識がありその中に黄色い菱型に「!」の表示がされた道路標識があるのだが、この標識が意味する内容を知っているだろうか。

本来、「一般標識にはないものへの注意」という意味がある。つまり、【急カーブ注意】、【動物注意】などとは違うことに対する注意喚起だ。

一般に形式化されていないものへの注意とは、具体的に何を指しているのだろうか。これに関して、その時々に注意すべき内容が、標識の下に補足として書かれている。例えば【地吹雪】であったり【この先路面冠水のおそれあり】などだ。

しかし、注意すべき内容が書かれておらず、ただ「!」の表示だけがされた標識がある。これには二つのパターンがあると言われている。

一つ目が、説明が難しいもしくは長すぎて下手に補足するとむしろ危ないもの。

例えば、この標識が置かれているとある有名な場所として、目の錯覚を起こすことで有名な名所があると言われている。そこでは、坂の傾斜に対して側道の木々の生える角度がいびつで、目の錯覚を起こすことがある。そのための注意として置かれているが、これを補足情報程度で説明しようとすると、かなり難しい上に説明すると長くなる。その為、少なくとも「注意すべき何かがある」ということを促すために、説明を省いているという例。

そして、もう一つ。補足情報のないビックリマークが意味するものがある。

それが、幽霊である。特に注意すべきことが何もないような場所で、時折この標識がポツンと置かれていることがあるそうだが、その場合、その標識で注意を促しているのは、幽霊だというのだ。

「幽霊注意」と書いても良さそうだが、流石に、市や県が公式で立てている標識に、「幽霊注意」と書くのはマズイのだろう。とは言え、目撃情報などが多発するのに、放っておくわけにもいかない…

そこで、苦肉の策として補足情報のない「!」ビックリマークの標識で、注意を喚起しているというわけである。もし近所に、補足情報の書かれていない「!」の標識があった場合、心霊スポットの可能性を疑ってみてはどうだろう。