都市伝説とは、最近になって作られた民話 を言います。
都市伝説が題材の映画 「ルール」 で、都市伝説の特徴が挙げられています。
・・・ 都市伝説は、教訓を伝えている・・・
これが本当か、 日本でもっとも有名な都市伝説で検証してみましょう。
道に迷った旅人が、ある家に宿を求めた。
ところが、その家の幼児が急に泣き出したので、家人は頼みを断った。
後で、泣いたわけを子に尋ねると、
「だって、あのおじちゃんの後ろには、怖い顔をした女の人がいたでしょ。」
旅人は殺人犯ということですが、完全に 「悪事は露見する」 という教訓です。
まあ、何が言いたいのか分からない都市伝説もありますが、有名なものは明確な教訓を含んでいて、教訓を含んでこそ、都市伝説らしいと言えるようです。
さて、先ほどの 「ルール」 という映画は、ネタが都市伝説なだけで、教訓らしきものはありません。
ハウツー番組ならともかく、娯楽映画には教訓など入る余地がないだろう と思っていました。
しかし、「イット・フォローズ」 という映画には驚きました。
スリラー好きなら楽しめる低予算作品ですが、教訓のオンパレード。
「セックスは、相手を選ぼう」
「行きずりのセックスは、止めよう」
「性病をうつすのは、止めよう」
すごく説教臭いと感じますが、そう感じない方が多いのでしょうか?
極めつけは、ラストシーンです。 ネット上では色々言われていますが、私には、
「性病にかかったら、パートナーと一緒に治療しましょう」
というメッセージとしか思えません。
そう、 この映画は、医療従事者からのメッセージが盛り込まれた 都市伝説映画 なのです。
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