近所から非常に仲が良く見えた一家で、家庭内での殺人事件が起こることがある。
 家族の闇は他人にはわからないが、ある事実 が引き金になることが多いと言われている。
「自分の子を手にかけるとは、何て凶悪犯だ」 とコメントされる方には、ぜひ知ってほしい。

 托卵 という言葉がある。
 これは、カッコウなどが自分の卵を別の鳥の巣に落とし、その巣の鳥に勘違いさせ、自分の子を育てさせる習性である。
 ところが、人間にも、浮気相手との子を夫の子と偽って、育てさせる女がいるらしい。
 あるアンケート調査では、「夫以外の男性と作った子供を夫に育てさせている知人を持っている人」 は全体の9%に及んだとのこと。
 知人というのはアンケートのアヤで、こんなことは ほぼ本人しか知らない と考えられるから、アンケートの対象になった女性11人に1人は托卵をしていることになる。
 事情通によれば、そういう女性は、したたかで芯が強く、幸せな家庭の良い奥様を演じていることが多いらしい。

 ところで、奥さんは覚悟を持ってやっているかもしれないが、托卵された旦那が感付いたらどうなるだろうか?
 あなたがその旦那の立場になったとしたら、どうするだろうか?
 子のDNA鑑定でもめた芸能人夫婦がいたが、こんなのは穏便なほうではないか。

 妻の顔、子の顔を見るたびに怒りがこみあげ、理性では抑えられなくなってくる。
 あまりに苦しい。 いっそのこと、リセットしてしまったら・・・
 こういう考えが浮かぶようになれば、事件が起きるか起きないかは、きっかけだけの問題だ。