愛知県豊田市連谷町石神13

旧伊勢神トンネル

東加茂郡と北設楽郡にまたがる伊勢神峠を貫く旧伊勢神トンネルは、明治30年に竣工。このトンネルの開通によって交通の便が格段に良くなったが、時代の経過と共に交通量も増え、旧トンネルは手狭になってしまった。そこで、昭和35年に新トンネルが開通した。
霊的な噂としては多種多様あり、女性の幽霊・子供の幽霊・トンネル工事作業員の幽霊等の主没情報が多い。
これらの現象の歴史的背景を調べてみると、旧トンネルの方は「幽霊が出る」という噂が現役時代の頃からあったそうだが、その詳細は不明。新トンネルの方は、地元の新聞にも載った幽霊騒動があった。
その騒動とは、新トンネルを走るトラック運転手が和服姿の女性が手を振っているのを見かけ、車に同乗させてあげるといつの間にか消えてしまうという怪奇現象が多発したという出来事であった。
目撃証言の中から、トンネルに現れる和服姿の幽霊は伊勢湾台風で亡くなった女性ではないかという話が出たそうだ。
彼女は、伊勢湾台風の影響による土砂災害で亡くなり、彼女の子供2人も亡くなったという。
そのためか、伊勢神トンネルに現れる幽霊は女性だけではなく、子供の幽霊が出たという噂も多いようである。