青森県八戸市大久保大山

カローラ山荘

カローラ山荘は心霊スポット好きの者達はの間では広く知られている場所である。精神病患者の療養・隔離施設だったそうで、日常的に患者への虐待・虐殺が繰り広げられていた。虐殺された患者達の遺骨がカローラ山荘近隣の土に埋められており、患者たちの霊が出没するそうだ。

カローラ山荘とは、青森県八戸市大久保にある治療所跡地の廃墟である。

ここは精神病の治療のために作られた施設といわている。「カローラ」の由来は「迦る羅(かるら)」からきており、「カドゥーラ山荘」と呼ばれることもあるという。

カローラ山荘入り口は常に開け放たれているが、噂ではかつてここに『この先感染症に感染する恐れあり』などの立ち入りを拒む看板があったといわれる。

これは、この施設は表向きは更生治療だったが、その実、裏では精神病患者を疎ましく思った家族の同意の元、患者さんを密かに殺しており、その死体を敷地内のいたるところに埋めたせいで、感染症が蔓延したといわれている。

敷地内にはいると、鬱蒼と生い茂る雑草の間にいくつもの奇妙なオブジェや彫刻をみつける。ビーナス像らしき彫刻や、インドの神々の彫像、白いアーチ型のオブジェや、壊れた古時計などがある。
これらのオブジェは全て、ここで療養していた患者達の手によって作られたといわれていおり、その数はかなりのものがある。しかし、廃墟となった今ではそれらのオブジェが不気味な様相を呈しており、他の廃墟にはない恐怖を感じさせる。
とりわけ、夜間にこの廃墟を訪れのはやめたほうがいい。女神の彫刻の影などにからふいに元患者の霊が現れ、人々を襲うという。

こうした奇妙な庭園部分を抜けると、問題のカローラ荘に辿りつく。
外見は殆ど山荘なのだが、とくに目を引くのは建物上部に描かれた蝶のマークだ。
この蝶は精神心理学で多く使われるモチーフで、心理学(Psychology)の語源であるプシュケ(Psyche)という蝶の名に由来する。

山荘の窓の一部には、頑丈な鉄格子で覆われている所もある。昔、この鉄格子のつけられた場所に患者が閉じ込められていたと言われており、今でもこの鉄格子の隙間から、死んだ患者の霊が見えるという。

また、ここで亡くなった後、幽霊となったおばあさんの患者が片手に鎌を持ちすさまじい速度で追いかけてくる『ジェットババァ』もカローラ山荘周辺に登場するといわれている。

このように大変不気味な廃墟の様子から、全国的にも類を見ない恐怖スポットとして有名な廃墟なため、この場所はかつて怪しい宗教団体が運営していたとも噂される。

では、実際の廃墟はいったい誰が作ったのか?

じつは、この精神診療所を作ったのは現在青森県で最も大きい精神病院「青南病院」の創立者で有名な千葉元医院長だ。

この千葉元氏が若かりし頃、患者を隔離病棟におしこめ、大量に薬を投与し人間性そのものを奪いさるようなむごたらしい従来の精神医学に反発し、投薬を必要とせず、精神の開放を掲げた医療を目指した。

その第一歩として作られたのが、このカローラ荘であり、1964年9月に1300アールもの原始林の中を院長家族と看護従事者、患者たちの手で開拓したといわれる。

この施設の中で行われたのは、主に作業療法・生活療法・芸術療法といったものであり、敷地内にあるオブジェや家屋、牛舎や井戸に至るまで、全てそうした療法の一環として作られており、その作業は患者と医者による親密な共同作業によって作られたという。

この千葉氏の活動に読み、恐らく感の良い方ならすぐに気が付いただろうが、あの日本三大奇書の一つ「ドグラ・マグラ」に非常によくにている。実際に、この千葉元氏の精神の開放運動を知った映画関係者らの手により、このカローラ山荘でドグラ・マグラの映画制作が計画されたこともあったといわれる。 

カローラ山荘には行ったことがないからレポートというより注意だけど…
実家がそのすぐそばにあるから何となく場所とか分かるけど、行かん方がええで
蛇とかカメムシとか出るで カメムシにあたっては張り付くから払っても匂いが着くから個人的にやめとけ

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