関東圏で有名な自殺の名所である青木ヶ原樹海へ、心霊スポット好きの仲間達と行った時の話です。心霊スポットというと、廃墟や病院などが有名ですけれど、そういう場所とは違う意味でも怖い心霊スポットが青木ヶ原樹海ですよね。

何と言うか、幽霊の目撃談も多いのですが、運が悪いと自殺者を発見してしまうという怖さや、実際に樹海の中から出られなくなるのではないかという怖さなど色々な意味で行く前からドキドキしていました!

実際に樹海についてみると、さすが夜は観光客も居ないので、鬱蒼と広がる樹海が薄気味悪くてゾクゾクしました。
8人で行ったので、2人1組で計4チームを作り、別々のルートを時間を空けて行くことにしました。青木ヶ原の遊歩道は大きく言うと右と左のルートに分かれていて、道なりに行けば必ず途中で双方の道が合流するように出来ていました。

みんなで決めた約束事は、「遊歩道からは外れない」「道を間違えたら携帯で連絡する」という事でした。
私達は左ルートの2組目で、1組目が合流した時点で携帯電話に連絡が入り2組目が左右のルートから出発です。
出発してすぐに分岐がありましたが、それ以外は平坦な道で特に怖さもありませんでした。

しばらくして気がついたんですが、しっかりとした遊歩道のはずが、気がつくとロープが張られた道に居ることや、20分越えても1組目の帰りのチームと会えないままな事に気がつきました。
そして「道間違えたかもね」と話していると、道沿いの大分先にブルーのテントが張られているのが見えました。

それを見つけた瞬間、物凄い恐怖で背筋に緊張が走りました。
真っ暗な中で、テントの中から明かりが漏れて、こちらの懐中電灯の光を見つけたのかモゾモゾと動きました。
おそらく自殺志願者だろうとすぐに思いました。

すぐにこちらの懐中電灯を消して、喋るのも止めて、息を殺して身動きもせずにその恐怖が去るのを待ちました。
私達二人は「ヤバい!」と耳打ちしましたが、時すでに遅く、テントから痩せて窪んだ目が男が出てきました。
暗闇の中の私達を見つけると、目を見開いてこの世のものとは思えない形相をして、意味の判らない言葉を叫びながらゆっくり近寄ってきました。

怖い!殺されるかも!そう思ったときに、一緒に居た仲間に手をひっぱられ、真っ暗な中で必死で走りました。
追いかけてくるのかどうか見る余裕も無く、とにかく必死で走りました。

何をどうしたか判らないまま、出発地点の駐車場にたどり着きました。
他のチームも戻っていてみんなで電話していたようなのですが、私達の携帯が繋がらなかったと言われました。
私達は興奮しながら見た出来事を話して、すぐに車でその場を離れてましたが、あの時見た男の必死の形相が今でも忘れられないです。
あれは人間だったのか、それとも幽霊だったのか、今ではもうわかりません。

富士河口湖町・鳴沢村
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