瞰望岩は、オホーツク総合振興局管内の町である遠軽町にあるシンボル的なものであり、アイヌ語で高台を示すイルカンシに由来している。北海道自然100選にも選ばれるなど、景観文化財として有名である。町のあらゆる所から見ることができるこの岩は、かつてアイヌの人々の古戦場になったという伝説も残っている。
観光地として有名であるが、戦により多くの人びとの血を流したことに由来するのか、ここを背景に撮った写真には無数の顔が映り込むことがあるという。
以前、この岩を撮った写真がカレンダーに載ったらしいのだが、前述の通り多くの顔が写りこんでしまったため即回収された逸話もある。他にも血に染まった赤い岩の風景が撮れるなど、怪異譚が複数ある。以前麓の家に住んでいた人の話によると、自殺者が出たとき人には見えない方々がいらっしゃってたという証言もある。
また、滑落などの事故も多く、頂上への山道にはいくつもの注意書きを書いた看板が随所にみられる。
かつてはアイヌの人々の神聖な場所として、神祭りなどが行われていたということだが、この場所からは多くの出土品が発掘され、昔のアイヌの人びとにとって大切な場所であったということは間違いなく、それを示す石碑や記念碑も複数存在している。
この場所への行き方は、地元のローカル線が整っている今、北海道旅客鉄道 (JR北海道)石北本線の駅として遠軽駅が設置されていて、駅からほど近い距離に望むことができる。
さて、問題のカレンダー事件についてもう少し触れてみると、実物の写真が公開されていたので拝見することができた。昼間撮影されたにも関わらず、真っ赤に染まった背景に瞰望岩が写りこんでいるのだが、その中央に大きな人のような顔がはっきり見える。もともと地元の人々へ配られた宣伝用のカレンダーだったらしいのだが、配布後にこれはまずいということで即座回収にあたらせたという代物だった。この件について地元にある金融機関に訪ね回ったという記事によれば、当時そのようなカレンダーを作ったというところはあったそうだが、回収したという話は聞いたことがないと口を揃えているという。そこで、改めて写真を見ると「遠景信用金庫」という名前で出されているのが確認できる。当時の地元にあった信金にこのような名前の金融機関は存在しておらず、現在もない。また、宣伝用ならば信金のロゴマークが使われているのが一般的であるが、これにはそれが見当たらないというのも不自然だ。決定的なのが、その下にある電話番号だ。かすれた文字でかろうじて""0494""という番号が確認できる。しかしながら、これは埼玉県秩父市の市外局番である。当時地元で配られたという証言とまるで食い違うもので、この真相は未だに解明されていないという。しかしこれが地元の人に配られたというのは紛れもない事実で、それがより一層の不可思議なこととして都市伝説化している。
心霊スポットしては、心霊写真が撮れる、自殺者が後を絶たないといったことで有名になっているが、霊的な何かが人を襲うような事件は報告されていない。
肝試しなどの様子が動画が公開されていたりするものの、これといった恐怖体験は確認できていない。スポットとしてのレベルも初級者レベルと評価があり、よほどの刺激を与えない限りは安全と言える場所であろう。また、余談ではあるがこの岩の近くに設置されているかつて走っていたSLの機関室に、機関士の霊が現れるといった噂もある。

北海道紋別郡遠軽町西町1丁目
44.05463
143.517062
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