香川県善通寺市にある香川縣護國神社の中に、明治時代に活躍した軍人である乃木希典を奉る乃木神社がある。同じく乃木希典を奉る神社は全国に多く存在するが、ここ香川の乃木神社は心霊スポットとしても有名である。噂としては、手水場に少女の霊が浮かび上がると言われる。少女の姿は現代のものではなく一時代前のもので、おかっぱ頭だそうだ。人に危害を与えるような霊ではない。

香川県護国神社は、広大な敷地を誇るが、その境内の中に乃木神社も存在する。昼間は比較的多くの人が訪れ、活気に満ちているが、夜でも人がいることも多い。これは神社の正面に大学があるためだ。護国神社も住宅街の中にあり、若者が多いこともあって、他の心霊スポットの比べれば不気味な雰囲気を持つ、というほどでもない。街灯も多く、夜でもそこそこ明るい雰囲気を持っている。

また護国神社とは、戦争で戦って亡くなった英霊が眠っているため、この霊を鎮めるための鎮魂の碑が置かれている。手水場には、誰の目にも分かるほどくっきりとおかっぱの少女の影がうつっている。落書きだという説もあるが真相はわからない。この霊は霊感のある人が見ると、白い服に赤いつり下げのスカートをはいているそうだ、その姿は明らかに戦時中のものだそうだ。霊ではあるが性格がよく、悪ささえしなければ何も害はないそうだ。

ここ乃木神社での体験談には以下のようなものがある。ある夫婦は香川の親戚の家に来たついでに乃木神社に参拝したそうだ。時間がすでに遅くなっていたが、夜でも開放的で人もいたため怖さなどはなかった。護国神社のついてに参ったのだが、すでに夜であるにも関わらず、神社の中で一人で遊んでいる女の子がいることに気がついた。最初は親がどこかにいるのだろうと思って気にしなかったが、少しずつ人が減ってきてもその女の子の親らしき人は現れない。不思議に思っていると、妻があの女の子、、と何か言いたそうにしている。どうした?と言って女の子をもう一度良く見てみると、その女の子の格好が明らかに現代のものではないことに気がついた。そのときは神社の隅で一人でしゃがみ込んでいたが、その服装は戦時中のものだった。不思議と二人は怖いとは思わず、霊の方に静かに手を合わせると女の子はゆっくりと消えていったそうだ。それが有名な手水場の少女の霊だと知ったのはずっと後になってからだった。

別の学生は、歴史好きの友人と二人で乃木神社を訪れたそうだ。護国神社には戦争で戦った英霊たちが眠っており、その中の乃木神社にはあの乃木希典が奉られている。歴史好きとして、神社内の厳かな雰囲気を無意識に感じ取った。時間は夜であり、日曜の夜だったためか人はあまりいなかった。

神社の中をゆっくりと見て回っていると、遠くからざっざっと大勢の人が行進するような音が聞こえてきた。最初はあまり気にしていなかったが、だんだんその音が近づいてくることに気がついて周りを見渡してみた。しかし何も音をたてるようなものはないし、そんな集団もいなかった。不思議に思っているとその音はまた遠ざかって聞こえなくなった。しかしまた境内の中を見て回っていると、先ほどの音が近づいてきて、また遠ざかり聞こえなくなった。何度か同じことが繰り返されたところで、もしかしたらこの音は、ここに奉られている霊たちの足音なのかもしれないということに気がついた。彼らはしっかりと神社に向かって手を合わせた。何も害はなく、彼らも怖さを感じることはなかったそうだ。

香川県善通寺市文京町4丁目54
34.22536
133.779958
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