相坂トンネルにまつわる心霊現象

兵庫県姫路市県道80号線

相坂トンネルにまつわる心霊現象

所在地は兵庫県姫路市香寺町相坂です。
たぶん姫路にあるなかではかなり有名になっている心霊スポットの一つですが、香寺町にある相坂トンネルという名前のトンネルで、そこを抜けると暮坂峠という名前の峠がありこちらでもまた心霊現象が、数多く報告されています。
トンネルの高さは、2.7メートルというかなりの低さで、トンネル幅もかなり細く、車幅の広い自動車では通れないほどの狭さです。長さもさほど長くないのですが、トンネルの入り口からはあちら側が、見にくい感じの造りになっていて、草や木が生い茂った山道にあります。
調べたところによりますと、大正時代あたりに作られたトンネルだそうで、全体的にほとんどか煉瓦造りになっている、いかにも心霊スポットという雰囲気を醸し出したトンネルです。
地域の人にとりましたら、昼間には抜け道として使われることも多く、結構自動車や、人が通ることもあります。でも、さすがに陽が落ちてくると、トンネル内も周りも昔は灯さえも無く、暗いこともあってか人はもちろんのこと、自動車が行き来することもほとんどありませんでした。
最近では電灯がとりつけられたようですが、不気味な雰囲気は払拭することはありません。
このトンネル近くの山中で、自殺騒ぎが多発しているとの噂もあとを絶たずささやき続けられていることも事実ですが、噂ではなく実際に相坂トンネルを抜けた暮坂峠にて、当時6歳の男の子と見られる人骨の一部が白骨化した状態で山中にて、発見されました。
それは、父親が日常的に虐待を繰り返していたことによりわが息子を死亡させてしまったあげくに、死体を暮坂峠の山中に毛布などに無造作にくるんだ状態で遺棄したとして、死体遺棄容疑で逮捕されたという事件が起きています。
その事実は当時の新聞にもはっきりと掲載されて、虐待があったのか否か、また母親も手を掛けていなかったとしても、父親による虐待を黙認していたのではないか、また他にもいた娘などにも虐待が繰り返されていたという事で、かなり話題にもなった事件です。
そして、結局その事件は父親の手によるものであり、最終的に手を下した父親も黙認を続けた母親も逮捕という結末になりました。そんな事件があったせいもあってか、さまざまな心霊現象が報告されるようになりはじめて、今では近畿地方でも有名な心霊スポットのトンネルになっています。
このトンネルを通過したらいきなり自動車のエンジンが止まって、目の前に顔の焼け爛れた女性の幽霊が現れたり、トンネルを通った後にはフロントガラスに手形がついていたり、火の玉が度々現れるといった噂もたくさんあり、また、トンネル内で耳を澄ますとひそひそと話し声が聞こえることは、しばしばのようでビデオなどに声が録音されたという話もありますし、女性の顔が写った心霊写真や、赤い光が写った写真などはしょっちゅうあることのようです。
またトンネルの中に足を踏み入れてから撮られた被写体の体の一部が写っていない写真が撮れたといった話も良く聞かれます。
トンネルを抜けた後に続く暮坂峠でも、かなり不気味で汚く薄汚れた不審車にいきなり後ろから追いかけられて、細い道ですから避ける場所もなく、あげくに崖へと自動車を突っ込んだ形で自損事故を起こしたが、直後に自動車から出てみると、その不審車は忽然と消えていたと言う話しも知人から聞かされて、あまりの怖さに震えた記憶がある体験談の一つです。