明治時代、吉原遊郭から北海道に連れてこられた花魁(おいらん)が、人生を悲観して当時の薄野遊郭(現在のすすきの)を飛び出し、崖から花魁が飛び込み自殺をした。彼女が飛び降りた崖は、いつしか花魁淵と呼ばれるようになった。

北海道札幌市南区の藻南公園の辺りに「花魁(おいらん)淵」と呼ばれる大きな淵がある。札幌でも自然が多く、切り立った崖などがすぐそこにあり、景勝地として「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選定されている。

しかし、この淵にはかなり多くの噂があり、地元民には心霊スポットとしてかなり有名だ。

曰く、この淵の近くを歩いていた少年が、急に何かに引きずり込まれるように川の中に落ち、そのまま行方不明になったとも、この淵の前に立つと急に死にたくなり、そのまま多くの人が身を投げる自殺の名所ともいわれている。

この噂の元となっているのが、「おいらん淵伝説」とよばれる、札幌に伝わる民話の一つだ。
「おいらん渕」の話その形には幾つかのパターンに分けられる。

最も有名なのが、東京の吉原から連れて来られた花魁が札幌のでの生活の苦しさのあまり自殺したというもの。遊郭から逃げ出した遊女が、追っ手に怯えながら彷徨った後、現在の藻南公園の崖(がけ)にたどりついたという。その崖で遊女は、これまでの自分の艱難を思いだいしつつも、迫る追っ手に見つけられたあとにされるであろう仕打に怯え、その場で豊平川に身を投げて自殺してしまったというのだ。
確かに、それと同じような記述が藻南公園内にある立て看板にあり、それによれば「右手花壇広場の崖下河原に佇立している岩の付近をおいらんふちと言う。この渕、豊平川の流れの中でも最も深く、又渦も清らかなよどみであった。明治の末期吉原より身請けされてきたおいらんが話と違う余りの寂しさに世をはかなみ着飾って身を投じ、短く哀しい一生を終えたという話からおいらん渕と言われるようになった」と書かれている。

また、この話を詳しく書いた民話集も現存している。
その本によれば、明治時代のこと、南2条西3丁目に、ある洋物の呉服店があった。
この店の店主は洋物布地や既製服などを仕入れるために上京しているうちに吉原遊びを覚えて、とうとう「花魁」を身請けして、札幌へ連れてきてしまった。
ところが、彼女の元には密かに男性からの手紙が届いていて、札幌で暮らして3ヶ月が経った頃、東京へ帰ると言いだした。
激昂し店主為は、座敷牢を作って彼女を監禁し、毎日のように陵辱したという。ある夜、彼女はとうとう牢を抜け出すことに成功、彼女の高下駄と蛇の目傘がなくなっていた。店の若者達が市内を探し回ったが、結局見つけることはできなかった。それから2、3日後、八垂別の農家が、豊平川上流の淵で女性の溺死体を発見した。付近から高下駄と蛇の目傘も見つかり、死体の身元は確認されたとのことで、この事件の後、人々はこの場所を「おいらん渕」と呼ぶようになったのだという。

さらには、ここで身投げがあったのは間違いだという説もある。ここはかつて上流から木材を運んでくる商人たちが集まる場所でもあった。そして、その時に決まって花魁の話をすることから、この場所を「花魁淵」と呼ばれるようなったというのだ。

この様に、数々の伝説もあることから、心霊スポットしてもう有名になったこの場所だが、花魁淵のある藻南公園も、心霊スポットとしてかなり名が知られており、特に公園内に敷設されたトイレでは多くの霊が目撃されたり、ここで自殺したサラリーマンの霊が出るとされている。

そうした噂が立ち始めた頃、この公園で奇妙な自殺事件が発生した。
自殺したのは現役警察官で、公園内のトイレで首をつって死んでいいたのが、同じ警察官によって発見された。この男性は北海道警察釧路方面生活安全課の課長で、階級は警視であった。
不可解な死と、当時、北海道警察内で起きた大規模な不祥事事件になんらかの関係があると目されていることから、この事件は後に「稲葉事件」として映画や書籍で多く扱われるようになった。

【平和の滝】
北海道札幌にあるこの滝は、市内でも知名度の高い観光スポット。秋には流れ落ちる滝と、美しい紅葉が広がる絶景で知られる。

しかし、同時にここは有名な心霊スポットでもある。

“平和の滝”は北海道札幌市西区平和を流れる琴似発寒川の滝であり、かつては「右股の滝」と呼ばれ、日蓮宗の僧侶が修行を行っていた場所でもあった。

現在の滝の呼び名になったのは、かつて札幌開拓事態に多くの困難が伴った頃、こうした困難が未来に起こらない様にと名付けられたといわれる。

札幌から近い場所にあることもあり、観光名所として車やバスで訪れる人が多い。バスで向かう場合は、北海道札幌市琴似駅からJRバスに乗り、約20分程ほどすると『平和の滝入口』というバス停がある。

バス停を下りてしばらく歩くと、公園の入り口である駐車場件公園がある。
この公園には「朝鮮人殉難者之慰霊塔」が立つ。これは太平洋戦争時に強制連行させられ、開拓で酷使し死亡した朝鮮人達の霊を収められており、ここに現れる霊も過酷な労働で死んだ朝鮮人達であると言われている。

公園を抜け、少し狭い山道を歩くとその奥に平和の滝がある。
昼間に訪れると、その美しい景観に息を飲むのだが、一度夜になれば一気に空気が変わる。

噂によれば、夜中にこの滝に訪れると、この滝を見ながらまったく動かない人影が居るといわれ、その人影を見てしまった人の中には、まるで滝に引きずり込まれるようにそのまま投身自殺した者がいるといわれる。

この人影は男性や女性、男の子ともいわれており、共通しているのはその顔を見ると、まるで操られるように滝に飛び込んでしまうという点だ。

その人影の顔をみずに、運よくその場を逃げ出せたとしても、恐怖はまだ終わらない。どこからか「あんたがたどこさ」の音色が聞こえてくるといわれ、その歌を聴くと滝から離れなくなるともいわれる。

また、この滝と公園を結ぶ遊歩道にも奇妙な噂がある。

この滝の歩道にあるという大きなかえでの木の前を通ると、『シャラシャラ』や『サーサー』という不思議な音が聞こえるとう。この木は悪い霊から人々を守っているとされ、この木のおかげで滝の霊はそこに封じられているとも考えられている。

その他に、平和の滝公園にある公衆トイレの霊は地元で有名だ。

かつて、ここにあった公衆トイレで焼身自殺をした男性がいたという。
その後、新しく作られたトイレでも、続けて棒S高校の男子高校生が首つり自殺するという事件が発生し、それ以来この新しいトイレにも数々の霊が現れるといわれる。

また、周囲の道路などにも幽霊の目撃談がある。

この滝の前の道はかなり寂れた道路になっており、途中にある放置車両の上に立つ女の幽霊や、プレハブ小屋の中から睨む幽霊などが目撃されている。

とにかく札幌市民のうち、心霊スポットに行ったという人間の大半がこの平和の滝を訪れるというぐらいメジャーなスポット。

日中は観光客や公園で休憩している人もいるため、恐怖感はそれほど湧かないが、写真などの撮影には日中の方が向いている。

逆に夜間になるとまったくひとけがなくなる。誰か人影をみかけても、噂の滝を眺める霊というわけではなく、同じ様に心霊スポットをめぐりにきた人間だということも多い。

しかしながら、札幌で心霊スポットいえば真っ先に名を上げられ、雑誌などでも何度も紹介されていることもあり、札幌に来たら是非一度は訪れるべきスポットだろう。"

北海道札幌市南区川沿10条1丁目2-58
42.984068
141.337871
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