駅舎隣りにあるC57蒸気機関車に機関士の霊が出ると噂されている。

神居古潭(かむいこたん)は北海道旭川市にある石狩川の急流を望む地域の名称だ。
この変わった地名はアイヌ語のカムイコタン(神の住む場所)からきており、川なかに巨大な石が並ぶ姿は神秘的で美しく、また他に類をみないとの事から旭川八景の一つに選定されている。

川の流れは細くかつ急になっている。川の最深部は水深70mにも達すると言われている。この川はアイヌの人々とってかなりの難所であり、川を渡る度に犠牲者が出たことや、渡る前に無事に通過できることを神に祈ることから、神の住む場所〈カムイコタン〉という地名になという説がある。

こうした神秘的な伝承をいくつも持つ川だが、その噂にはやはり恐ろしいものも存在する。

まず有名なのが、このカムイコタンは自殺の名所であるということだ。それも、皆かなりおかしな死に方をする。

この川に来ていた観光客が、突然「死んでやる!」といって暴れ出し、そのまま川に身を投げたというものや、今さっきまで普通だった、死にもしないような元気な人が、突如として自殺するといわれている。相当深く流れの速い川のため、この川で死ぬと死体がなかなか上がらないとされている。

その自殺の名所となっているのが、この川にある白い釣り橋だ。
この橋を渡った所にある電話ボックスに、女の幽霊居るという噂がある。これは昔駆け落ちしようとした女が、父親に殺されて成仏できなくなった霊だともいわれている。

また、その橋を渡った奥にあるSLと旧コタン駅舎には、ここで亡くなった機関士の霊が夜な夜な現れるとされる。

そして、もっとも危険あと言われているのが、その奥にあるトンネル跡である。
このトンネルに入ると、このカムイコタンで死んだ人々の霊が付いてくるといわれており、中には一度に数十人以上の霊が追いかけてきたという目撃証言もある。
かなりの危険度と、トンネル自体だいぶ老朽化が進んでいる事から、実際に入ることはまずお勧めしない。

同じトンネルでも、このカムイコタン沿いを走る国道のトンネルも同じ様な霊が出るといわれている。こちらのトンネルは毎年必ずといっていいほど死亡事故が発生することで有名で、一説によればこのカムイコタンで自殺した霊が現れては事故を引き起こしているとされている。
ボックスが
こうした噂の背景には、やはりこの地で実際に起きた自殺事件があると見られる。
北海道内の心霊名所は、特に景観の良い観光名所が多く、ここを訪れる人の中に自殺目的でやってくる人もおおい。たしかに、人生の最後を美しい場所で締めくくりたいと思う気持ちもわからなくない。

また、この川に残っている、神と人の恐ろしい伝説も影響しているのだろう。

かつてこの地にはニッネカムイという神が死んでいた。住んでいた。その意味はニッネ(悪い)とカムイ〈神〉を合わせたものであり、悪神や魔神とされている。

ニッネカムイはこの地に大きな岩を投げ込み、往来するアイヌを溺れさせようとしたのだが、ヌプリカムイ(山の神)が見とがめて岩をどかした。
それを見て怒り狂ったニッネカムイは、ヌプリカムイと争いをはじめた。
そこへ、英雄サマイクルがヌプリカムイ側に付き、分が悪くなったニッネカムイは逃げようとしたところ、慌てて川岸の泥に足を取られてしまい、その瞬間にサマイクルに切り殺されたという。

この川岸に残る大きな穴の群れは、この時にニッネカムイが足を取られた跡であるという。また周辺には「ニッネカムイの首」と言われる奇岩が今でも残されている。

北海道旭川市神居町神居古潭
43.731933
142.200391
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