楽しめます

1969年、軍事病院の薬品事故が原因で、こともあろうに死体が蘇生してしまう。そのゾンビはケンタッキー州のとある医療倉庫に、長年ミイラ状態で機密保存されていたのだ。そこで働くフランクとフレディが恐る恐る箱の中を覗いて叩いてみると突然謎のガスが噴出し不老不死のゾンビ、バタリアンが蘇ってしまったのだった。
ダン・オバノン監督は「ゾンゲリア(81年)」「エイリアン(79年)」の脚本家でもあります。タイトルのバタリアンとは、大群という意味にあり上半身だけの、老女オバンバやコールタール漬けのゾンビ、タールマンなど個性豊かなキャラクターが魅力である本作「バタリアン」はゾンビ達が主に、人間の脳みそを食べようとするのですが何故、脳みそを食べるのか明確な答えを出した作品でもあり答えとは、[痛み]にあります。痛みは死であり、死は痛みである。死は痛みであるからこそ脳みそを食べると痛みが、和らぐのだという設定がこの[バタリアン]シリーズなんですよね。コ
メディタッチに描かれているためゾンビは凄いスピードで走り、襲い掛かってくる。また切り刻んでも切り刻んだところが動きます。さらに焼いたらゾンビに付いていた薬品は煙となって空へ舞い上がり、雨が降ると雨に混ざって地上に放り注いで死体を呼び覚ます。ス
ピード感もあ 導入部からもテンポが良く、見やすい作品ではあります。
でも、人にオススメできるかというと、、ちょっと考えちゃいまするので楽しめますが衝撃的で皮肉なラストを迎える前にゾンビになって、自分の恋人を執拗に追い回すフレディが恐ろしく印象深いものがありました。

軽いノリのゾンビ映画

もう死語ですが「オバタリアン」の語源となったゾンビ映画。語るほどのストーリーではないけど怖さと笑いがお気に入りです。

血気盛んな若者たちが開けちゃならない禁断のドラム缶を開けてしまい、中にはゾンビが入っててそこから街中に伝染しちゃってもう大変!っていうあらすじです。冒頭登場のタールマンは当時としては新しくって斬新なゾンビに感じました。その名の通り体中がタール状に真っ黒なドロドロに覆われていて決め文句は「脳みそくれ〜」! 動きはゆっくりなんだけど若者たちが逃げようとしてなかなか逃げられない、早く地下室から逃げて!っていう恐怖感がたまりません。一見の価値ありです。

またタイトルの「バタリアン」の名号?をつけられた半身の女型ゾンビのシーンはあらゆる意味で衝撃でした。だからオバタリアンなんて言葉ができちゃったんでしょう。ゾンビ捕まえてマジマジと観察っていうのもいかにもアメリカ的発想だなと思ったものです。

お色気やブラックジョークもたっぷりです。私のお気に入りシーンは、息子が感染したのを知らずに介抱しているスネ夫ママみたいのが頭からかぶりつかれる場面です。「カコッ」という効果音が最高にブラックでした。またお墓からゾンビがゾクゾクと出てきてるのに裸で踊っている不良娘がいて結局逃げ遅れて襲われちゃうんです。んで、彼女は素っ裸お色気ゾンビになってホームレス襲っちゃったりします。

当時のロックなBGMに乗せて残酷な殺戮シーンの連続なんですが、あまりに軽いノリに笑ってしまいます。本当にくだらない内容なのになぜか最後まで観てしまう、そんなゾンビ映画でした。

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