三池崇史、2000年の作品。

序盤ホラーなのかサスペンスなのか全くわからないぐらいそういった要素がないので、恐怖シーン目当てで観るとスロースターターもいい所で、正直退屈でしょう。
ただ個人的にはどこまで前置き丁寧に描くんだという監督の心意気にやられ、正直ホラー映画である事をすっかり忘れてしまうぐらい話がわかりやすくて良かったです。
ただ題名が”オーディション”というのは微妙ですね、主人公と女が出会うきっかけなんですけど、オーディションにする必要性がよくわからない。
むしろ自分の結婚相手をオーディションで見つけるなんてさすがに不自然です、別に他の方法で良かったんじゃないですかね。
しかもその方法を勧めた友人が勧めておいて何故かやたら主人公に注意するように促しているのがよくわからないんですよ、主人公の様子が明らかにおかしくなってしまったのなら分かるんですけどそういう訳でもないですからね。
女が気に食わないのかもしれませんが、実質その友人はオーディションで会っただけなので女が危険かどうかなんて分かるはずないんですよ。
なんか変な前フリ作ってるなあと思ってしまいました。
ただ女が何故ああなってしまったのか、生い立ちや境遇みたいなものはしっかり描けて分かりやすかったです。
最後はもう一切謎を残さないですからね、考えさせるというよりは観客を納得される事に力を入れてる映画です。
終盤の暴力シーンですが、そこそこ痛いかもしれませんね。
ただ正直三池監督なら”殺し屋1”の方がキツいですし、世界レベルで考えればもっと残酷なのはいくらでもあります。
視覚的な部分より”キリキリキリ”という擬音が肝なんですよね、ミステリアスとグロテスクの中間を上手く行けていて、なんとも気持ち悪かったです。
そういう味を出す事に関してはこの監督は凄いです。

痛そうなホラー映画、しかし怖いのは痛さではなく…

自分の再婚相手を探すためにオーディションを開いた中年男性。

そこで出会った女性、麻美と付き合ううちに数々の恐怖体験を味わうことになるお話です。

この映画のジャンルとしては恐らくホラーに分類されると思いますが、幽霊や悪霊と言ったものは一切出てきません。

何が怖いかというと生きている人間です。

ヒロインの麻美がとにかく怖いです。

序盤は普通の映画で中年男と美しい女性の恋愛のくだりが続きます。

しかしその女性、麻美がどうもおかしい。

中盤以降は痛いシーンのオンパレードです。

そう、この映画は怖いというより痛い映画なのです。

主人公に肉体的苦痛を与える麻美が楽しそうで、怖いというのもありますが…。

おそらくこういった痛い系のホラーは外国の方に受けると思います。

事実外国人が選ぶホラー映画ベストランキングにも入っていました。

日本人はどちらかと言えば怖い=ぞっとするなので、精神的恐怖をホラー映画に求めていると思います。

しかしこのオーディション、痛いシーンばかりが注目されますが、人間の執着からそんな行動をしてしまったと考えると充分にぞっとします。

生きている人間が一番怖いとよく言いますが、全くその通りです。

人間の中に誰しもが持っている感情が歪んでしまうと、起こり得ない事ではありません。

そういった意味では幽霊などよりよっぽど怖い映画だと言えます。

ただやはり残虐なシーンは人を選ぶのでお勧めはしづらいですが、そういうのに耐性がある方ならぜひ見る価値があると思います。

痛さの裏に潜むもっと怖いものを感じるそんな映画です。

スロースターターもいい所

序盤ホラーなのかサスペンスなのか全くわからないぐらいそういった要素がないので、恐怖シーン目当てで観るとスロースターターもいい所で、正直退屈でしょう。

ただ個人的にはどこまで前置き丁寧に描くんだという監督の心意気にやられ、正直ホラー映画である事をすっかり忘れてしまうぐらい話がわかりやすくて良かったです。

ただ題名が”オーディション”というのは微妙ですね、主人公と女が出会うきっかけなんですけど、オーディションにする必要性がよくわからない。

むしろ自分の結婚相手をオーディションで見つけるなんてさすがに不自然です、別に他の方法で良かったんじゃないですかね。

しかもその方法を勧めた友人が勧めておいて何故かやたら主人公に注意するように促しているのがよくわからないんですよ、主人公の様子が明らかにおかしくなってしまったのなら分かるんですけどそういう訳でもないですからね。

女が気に食わないのかもしれませんが、実質その友人はオーディションで会っただけなので女が危険かどうかなんて分かるはずないんですよ、なんか変な前フリ作ってるなあと思ってしまいました。

ただ女が何故ああなってしまったのか、生い立ちや境遇みたいなものはしっかり描けて分かりやすかったです。

最後はもう一切謎を残さないですからね、考えさせるというよりは観客を納得される事に力を入れてる映画です。

視覚的な部分より”キリキリキリ”という擬音が肝なんですよね、ミステリアスとグロテスクの中間を上手く行けていて、なんとも気持ち悪かったです。

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