伝説化されたカルト映画

伝説化されたカルト映画で、国内でのメディア化は不可能、鑑賞するには名画座なんかでの上映を待つしか無いと言われてた作品。
たま~に海賊版なんかが流出したんだけど、画質の劣悪なものばかりだったところが、海外版で鮮明化されてDVD化。
記憶喪失の青年が、自分とそっくりの大金持ちが死んだという新聞記事を目にして、大金持ちの住んでいた村へと向かう。
そして大金持ちになりす。
周囲にバレないように気をつけるんだけど、奇怪な人物が現れたり、終いには妻(と言ってももとの大金持ちのだけど)まで殺されてしまう。
主人公の青年は、ことの原因が大金持ちの父であると考え、父の住む離れ小島へと向かう。
金持ちの父は、水かきのあるカエルのような手を持っていることから、健常者に対して恨みを持っていた。そしてその離れ小島では健常者を支配するという野望のために、人間をさらっては「奇形人間」へと改造し、自分の「楽園」をつくっていた。
なかなか今では作れない内容だと思う。
ここでは「奇形人間」を改造人間の一種と捉え、仮面ライダーのいないショッカー状態でもって「これでもか」と奇形ぶりをアピールする。
で、本物のフリークが登場するかと思えば実はそんな事は一切無く、演ずるのは土方巽率いる前衛舞踊の皆様方。
極彩色のメイクにクネクネ踊って見せて、それが「恐怖」の「奇形人間」なんだと。
ちょっとわざとらしすぎて、乾いた笑いしか出なかった。
むしろ本作での見所(というか唯一)は、モブキャラの由利徹のコメディリリーフ加減。
由利徹は何の映画にでても、やっぱり由利徹であって、日本のコメディアンの最高峰なんだと思う。
はっきり言ってしまえば、映画としては駄作なんだろう。

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