佐藤肇監督さんの作品

一応子供向けの怪奇特撮映画らしいのですが、なんか大人のドロドロを思い切り見せ付けられますw 特典のカウチコメンタリーで樋口真嗣とみうらじゅんが「大人のドロドロ見せられる映画の二大巨頭は『吸血鬼ゴケミドロ』と『マタンゴ』だよな~」とか言ってますね。むしろ宇宙人よりも鮮烈に不快感を感じるのは、このエゴのドロドロかも。
で、問題のゴケミドロさんですが。こいつに寄生されたテロリスト寺岡(私と同姓ですw)役の高英男の演技が凄い!元々シャンソン歌手の彼が、初めて演技したとは思えない怪演を見事に披露してくれます。彼がこの役を演じなかったら、ここまで本作がカルト扱いされなかったかも。
そして杉坂の手によって倒された寺岡の額からデロデロ流れ出し逃げるゴケミドロ。この映像も無駄にサイケw 乗ってるUFOはオモチャみたいな造形で微笑ましいんだけどね。そしてそのUFOが大挙して飛来し、地球をボロボロにしてしまう後味悪い結末がまた最高w
死んでいく人々についてもツッコミ始めたら止まらないんですが、一番笑えるのはやはり金子信雄の顔芸でしょうかw 『仁義なき戦い』シリーズでも一番印象に残ってるのはこの人だったりするしなぁ。あとこいつの奥さん役の楠侑子が無駄にエロい!もう全然子供向けじゃないです。この奥さんが政治家の真野にNTRされてるとか、もうドロドロの昼ドラですよ。汚い大人汚い。
まあこんな感じで、これ子供の頃に観てたら間違いなく屈折して成長するだろうな~と思った一本。子供の頃に出会わなくて本当に良かったと思います。まあ観なくても屈折して育ちましたが。ところどころ作りがチープなのは仕方ありませんが、それを補って余りあるトラウマ映画だと思います。

レビュー投稿