ホラー映画の中ではお金かかってそうでした

何か、外国のホラー映画って残酷な描写が多くて好きじゃない。
人が惨殺されていく映像って、何回見ても慣れるものじゃないし。
そう言うシーンの時はチャンネルを回しながら切り抜けました。
恐いもの見たさには負けてしまいます。
話的には、ロードオブザリングがホラーテイストになった感じ。
あの話では何だか邪悪な力に魅せられてしまう(?)指輪を処分するために旅を続けていくんだけど、この映画ではその指輪が歴史的価値の高い何とかっていう像になります。
その像のせいで気が狂った優秀な医者が患者を殺し始めるんだね。
そんな狂気の舞台となった病院が、タイトルにある「館」です。
死後も、その医者と患者の魂が館にとらわれてるんだね。その像のせいで。
あとは大体マニュアル通りな感じで話は進んでいきます。
その像をどうにかしようとする人たちや、その像が欲しいと思う人たちが、何だかわさわさ出てきて、ストーリーは進んでいきます。
個人的に好きだったのはその患者さんたちの登場シーン。
迫り来る恐怖っていうのが如実に表現出来ていた気がします。
恐怖っていうのとはまた違うんだけど。
患者さんたちはさっさと像なんか壊してもらって成仏したい訳だから。
何だかまとまりがなくなっちゃったけど、
たたりってことは日本の何かにヒントをもらったのかな?どうなんでしょうね。 スプラッタ未満、サスペンス未満。ホラー映画の中ではお金かかってそうでした。

料理の仕方がズレている

ホラー映画専門制作会社として設立されたDC(ダークキャッスル)の第一作目。かつて惨劇の起きた館に集まった人々が奇怪な出来事に襲われる、というもう突っ込みようがないほどに古典的なホラー映画。

…なのだが、どうも素材の料理の仕方がズレている、というかちぐはぐな印象を受ける。1930年代にしては妙に近代的(ライトアップまでされてる!)な舞台となる館を皮切りに、幽霊が人を襲う以前にそれ以外の理由(主に、人間側の勝手な事情による)で退場していくキャラが多すぎるし、推理パートとホラーパートが並行して進んでいくために、どうも純粋な「怖さ」というものから観る者が遠ざかっていく。せっかく導入部で「魅せて」おきながら、病院という舞台設定をほとんど活かせずに終わってしまった点もマイナスだ。

古典的なホラーにしたいのか、新しいホラーの形を作りたいのか。怖がらせたいのか笑わせたいのか。じっとりとさせたいのかスピーディーにしたいのか。映画を構成する各要素の目指す方向性がてんでバラバラなのである。そんなわけで完成した映画自体は、なんだか古今東西ごちゃ混ぜの遊園地のお化け屋敷みたいになってしまっている。

が、そうした訳の分からなさが逆に変な魅力を放っているのだから、また始末が悪い。映画自体はちっとも怖くないが、やたらアクティブなキャラクターたち、幽霊置いてけぼりの人間だけで暴走する展開が意味不明の迫力を醸し出していて、ホラーそっちのけでコメディとして楽しめてしまう。

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