映像美と恐怖の映画

「サスペリア」は、イタリアのダリオ・アルジェント監督の作品で、イタリア映画らしい独特の映像美と美しい音楽が印象的な映画です。アメリカ人の少女スージーは、ドイツのバレエ学校に入学するため、ニューヨークからドイツへ旅立ちます。バレエ学校は、赤い古い建物ですが、スージーは何か不吉な予感を覚えます。バレエ学校の寄宿舎に入ったスージーですが、屋根裏から突然たくさんのウジ虫が落ちてきたり、いろいろと事件が起こります。夜中にうめき声が聞こえて、夜にちゃんと寝られないということもあります。うめき声の正体はよくわかりません。ルームメイトのサラとともにおびえるスージーでしたが・・・。やがて、スージーはこのバレエ学校の建物についての歴史を知ります。ここは、なんと歴史的に魔女の館であったというのです。折にふれて感じられる悪魔や魔女の気配の理由がようやくわかったスージーでした。そして、とうとう、スージーは建物の中にある秘密の部屋のドアを開け、ここの秘密を知ってしまいます。秘密の部屋では、魔女たちが夜な夜な悪魔の儀式をしていたのでした。この学校の正体は魔女の館だった・・・スージーは魔女たちと戦い、どうにか勝利して、魔女たちの館は崩れるのですが、魔女の呪いは終わりそうにありません・・・。ラストシーンでスージーが浮かべる不気味なほほえみは何を意味しているのでしょうか?ヨーロッパの古い建物の独特の美しさや、バレエを踊る美少女たちなど、映像美に心を奪われます。

色彩素敵です

ご存知ダリオ・アルジェント監督の名作ホラー。アルジェント監督の書き出す作品は美しい。色彩素敵です。音、音楽のチョイスも素敵です。
サスペリアは特に! 過去にビデオで鑑賞した時に最も印象に残ったのは、やはり原色基調のどぎつい色彩。しかし今回は爆音上映ってことで、音響効果についても新たな発見を多数見出せるようになってた気がします。オープニングの豪雨の音に始まり、殺されるおにゃのこの悲鳴、対比しての息遣いや足音などの細やかな音、そして何と言ってもゴブリンの演奏が爆音で鼓膜に襲いかかってくるのです。もうテンション上がらないわけがありません。
しかし改めて観ると物語はどうしようもなく破綻してるよねw
だいぶ記憶も風化してたのですが、くだんのバレエ学校もなんか昭和のラブホテルのようなペインティングで、できればあんまり入学したくありません。学校の中で主人公はワイン飲まされてるわタバコぷかぷか吹かしてるわで、校風もかなりフリーダム。ちょっと主人公のスージー(ジェシカ・ハーパー)は劇中では20歳過ぎに見えないしな。当時既にアラサーだったようです。
女性を徹底的にいたぶる残酷描写はやはりアルジェント監督の真骨頂。序盤の虐殺シーンからもう観る人を思い切り嫌な気持ちにさせてくれるのは流石。やはり制作側のリビドーがダイレクトに観客に伝わってくる映画はいいねぇw 鮮烈なインパクトを観る者に与えてくれた大名作だと思います。

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