最強のヴァンパイア

時代背景は中世期のヨーロッパなのでしょうか。
世界制服を企む最強のヴァンパイアと、それを阻止しようとする人間の組織が人知れず戦いを繰り広げていた。
その人間の組織に一人の女性がやってくる。
彼女は人間とヴァンパイアの間に生まれた女。そして、母親を殺した父親に復讐をするために生きていた。
そして、その復讐の相手こそが世界制服を企む最強のヴァンパイアであった。
似たような物語の映画はたくさんあります。
その中で一歩抜きんでるには、それぞれの見せ場を如何に視覚的に面白く見せるかが要因の一つだと思いますが、その点では、この映画は制作費の高い作品と比べると見劣りすると言わなければなりません。
ヴァンパイアが恐ろしい姿の怪物に変身して雄たけびをあげつつ超能力を誇示して暴れまわるという類いのシーンもありません。
でも、それが逆に新鮮に感じられた部分もありました。
主人公のレインを演じるのは、ターミネーター3で最強のアンドロイドに扮して、シュワルツェネッガー氏を好きなだけ投げ飛ばし痛めつけていたクリスタナ・ローケンさん。
ターミネーターの時のスリムな印象とは違って、ちょっと太めになった感じです。
アクション・シーンは、大半が剣技による戦闘シーンです。
CGに頼りつつ演技をしていたターミネーターの時とは違って、ここでは自分で武器を振りまわして、それなりに強そうに見せなければならないローケンさん。
最初はほとんど素人であった女が剣術を次第に習得していくという過程を演じつつ、自分自身もこの映画のために剣術を学んだのでしょう。なるほど物語が進むにつれて、確かに、剣の扱いが上達しているように見えます。
そして、最後は、仲間の命がけの援護を受けて、レインは憎き父親との一対一の勝負に挑みます。
彼女は果たして復讐を遂げる事ができるのであろうか。
もし、レインが最強のヴァンパイアになったとしたら、あの世界はどうなるのだろうか。この映画で言うところの最強のヴァンパイアとは何を意味するのか。
そんな事を考えてしまった映画でもありました。

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