できるなら墓場鬼太郎で映画作ってほしい。

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の前日談を描いた作品です。
水木しげるの誰でも知っている原作を、ウエンツ瑛士や田中麗奈、大泉洋といった豪華キャストを起用して、CGもふんだんに盛り込んでアクション大作として映画化。更に主題歌にはウエンツの相方(?)小池徹平を抜擢するなど話題作りには事欠かなかったように思います。
しかし、肝心の内容といえば、子供向けどころか子供だましといったカンジで、何だかとてもゆるーい感じだ。
ウエンツ版鬼太郎は結構、クールなのね。
言わずもがな、大泉洋のねずみ男はハマり役です。
30分ぐらいにまとめられる物語を、妖怪たちとのバトルや無意味な人間ドラマを組み合わせて、無理やり2時間に広げたような印象です。
CGを使った目玉のおやじや、もはや本人とは思えないような西田敏行、更には猫娘を演じた田中麗奈のネコダンスなど見所は少なくないと思うんですが、大人の観客はいささか退屈してしまうのでは。
05年の「妖怪大戦争」、07年の「どろろ」、妖怪もの、どれも共通するのは、「話題性だけでCGも中身も薄っぺらい」ということでしょうか。
個人的には、アニメ版を親しんでいたので、違和感は拭えませんでした。原作ファンは怒らなかったのかな? 一反もめんは、やっぱり八奈見乗児さんの声がいいな。
実写で原作の雰囲気出すの難しいしねえ。いろんな要素詰め込みすぎ。できるなら墓場鬼太郎で映画作ってほしいです。

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