不穏な雰囲気

序盤の不穏な雰囲気が良かったですね。
何だかはわからないけれど、何か恐ろしいことがおこりそうな空気感が観ていてちゃんと伝わってきます。
凶暴な吸血鬼が本格的に住民を襲いだしてからの怒涛の殺戮劇も、恐怖と絶望感が半端なく描かれていて、思わず心拍数があがってしまいます。
ただ、肝心の生き残り数人によるサバイバルが始まると、やや失速気味になるんですよね。生き残り同士による、ちょっとした諍いなども、どうにもステレオタイプすぎるきらいがあります。
大体にして、30日間の極夜という設定ですが、30日は長すぎだと思います。
それがリアルだからと言われれば仕方ないのかもしれませんが、ここは映画的な嘘をついてでも、せめて一週間ぐらいにするべきだったのでは。
あれだけの超人的かつ獰猛な吸血鬼が何十人もいて、それに対するエサとなる住民は150人ほど。観ていて誰でも「とても30日はもたない」と思うんじゃないかな?
生き残りたちが隠れるのもただの屋根裏部屋だし・・・
あと、かなり長期間隠れていても、食糧危機とか起きないし、ある登場人物なんて飲まず食わずのままずっと一人で隠れていたりして、ちょっと有り得ないほど現実感が感じられません。
30日間頑張れば太陽が再びのぼって助かる・・・といったタイムリミット的な緊張感も薄いです。
あと、編集が雑というか、「あれれ?」と頭にハテナマークが浮かぶシーンのつながりがありました。
主人公の弟が行方不明になるんですが、すぐにダイナーに避難していることがわかります。でも、主人公がダイナーに行って弟と再会する前にダイナーのシーンを挿入してしまっているため、せっかくの再会シーンも観ているこちら側は全く盛り上がりません。
他にも、いきなり登場人物が行方不明になってしまったのに、あっという間に避難して助かっていることが判明したりと、普通ならサスペンスを盛り上げるためのシチュエーションが全然活かされずじまいで、何だか下手くそな構成だなと思ってしまいました。
でも、やはり全編を覆う雰囲気は好きです。
少々中弛みを感じるような頃になると派手なアクションシーンが挿入されたり、そういった点では、まともな構成と言えるのかもしれません。
ラストもひと捻り効いていて、主人公の自己犠牲は珍しくないものの、ホラーにしては感動的な締め方となっています。
切ないラストシーンは気に入りました。ただ、「ブレイド2」でも似たようなシーンがありましたけど(苦笑)
ボス格の吸血鬼を倒しただけで他の吸血鬼が退いてしまったりとツッコミどころもありますが、わざと住民を生かしておいて他の生き残りをあぶりだそうとする吸血鬼の狡猾さなど、高ポイントな描写やアイデアも多々あって、吸血鬼映画の中でも割と楽しめる一作だと思います。

ホラーにしては感動的な締め方

序盤の不穏な雰囲気が良かったですね。

何だかはわからないけれど、何か恐ろしいことがおこりそうな空気感が観ていてちゃんと伝わってきます。

凶暴な吸血鬼が本格的に住民を襲いだしてからの怒涛の殺戮劇も、恐怖と絶望感が半端なく描かれていて、思わず心拍数があがってしまいます。

ただ、肝心の生き残り数人によるサバイバルが始まると、やや失速気味になるんですよね。生き残り同士による、ちょっとした諍いなども、どうにもステレオタイプすぎるきらいがあります。

大体にして、30日間の極夜という設定ですが、30日は長すぎだと思います。

それがリアルだからと言われれば仕方ないのかもしれませんが、ここは映画的な嘘をついてでも、せめて一週間ぐらいにするべきだったのでは。

あれだけの超人的かつ獰猛な吸血鬼が何十人もいて、それに対するエサとなる住民は150人ほど。観ていて誰でも「とても30日はもたない」と思うんじゃないかな?

生き残りたちが隠れるのもただの屋根裏部屋だし・・・

あと、かなり長期間隠れていても、食糧危機とか起きないし、ある登場人物なんて飲まず食わずのままずっと一人で隠れていたりして、ちょっと有り得ないほど現実感が感じられません。

30日間頑張れば太陽が再びのぼって助かる・・・といったタイムリミット的な緊張感も薄いです。

でもラストはひと捻り効いていて、主人公の自己犠牲は珍しくないものの、ホラーにしては感動的な締め方となっています。

切ないラストシーンは気に入りました。ただ、「ブレイド2」でも似たようなシーンがありましたけど(苦笑)

王道の悪者のバンパイアとの戦いが見どころ

30デイズ・ナイト

ジョシュ・ハートネットが主演しているバンパイア映画。

一部ではB級映画といわれていたので、そこまで期待していなかったのですが、私はとっても楽しめました。

実は、予告編を見てからずっと気になっていたんですが、なかなか発売されなかったので、どんどん見たい気持ちが募っていった作品です。

とても不気味な雰囲気のバンパイアが出てくる映画です。

こちらのストーリーは、とある雪の降る町での出来事。

この町では、一年の内に30日間太陽が昇らず、夜が続く現象が起こるのです。

そこで、保安官をしているのがジョシュ・ハートネット。

町には、動物が殺されたりと不気味な現象が起こり始め、不安を抱きながら30日間の日が昇らない時期に突入してしまう。

太陽が消え、そこに現れたのが、吸血鬼軍団。バンパイア達が、ゾロゾロと並んで歩く姿がとても印象に残ります。太陽が昇らない町を支配してしまうバンパイア達。

彼らの恐怖に怯えながら、1日1日が過ぎるのを、隠れながら待つ住民たち。

徐々に住民の数が減っていき、彼らはバンパイアとの決戦を決意。

極寒の雪景色の中で繰り広げられるバンパイアとの戦いは見どころです。

この映画は、アクションなどもあり、飽きずに最後まで見れる作品でした。

ラストに迎える、30日目の太陽が昇る瞬間のジョシュハートネットのシーンが、とても忘れられないシーンです。

真っ白な雪の中に鮮やかに広がる血の赤の演出などがあり、そんなに多くはないですが、グロテスクなシーンはあります。

バンパイア映画がお好きな方なら楽しめる一作だと思います。

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