ゴッド・アーミー悪の天使

ニヤリ。

監督:グレゴリー・ワイデン。
キャスト:クリストファー・ウォーケン、イライアス・コティーズ、ヴィゴ・モーテンセンほか。
神に天使より愛される存在となった人達に嫉妬、大天使が天に反旗…。
この設定はキリスト教社会のアメリカでは、ありがちであり、似たような作品は現在でもいくつかある(コンスタンティン、スーパーナチュラルetc)。
そしてこの映画は15年前とやや古さを感じるのは否めず、チープな特殊効果も目立つ。
だが、それらを補って余りある見所が多くある映画でもあり、それこそが長年愛される由縁ともなっている。
クリストファー・ウォーケン演じる大天使ガブリエルの圧倒的存在感。一般的な天使というイメージを覆すほどの冷酷な悪の天使を見事に演じている。
この映画の主役は彼といっても良い。また、終盤に登場する地獄の王ルシファー役のヴィゴ・モーテンセンも少ない登場時間ながら、強烈な印象を残してくれている。後年、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンで脚光を浴びる前の彼を見る事が出来るのもニヤリ。
そのほか、まるで鳥のように座る天使達の「天使座り」、ガブリエルが他の天使を燃やす時の投げキッスの仕草、ラストのルシファーが去るシーン等など、芸術的かつ独創的なシーンが多くある。
ストーリー自体は取り立てて新鮮味があるわけでもなく、強引かつ説明不足な点も気になる。
しかし、ストーリー以外の見所として前述した要素が数多くあるので、神話に興味がある、大魔王を演じるアラゴルンに興味がある、なんて理由で見てみても良いかもしれない。

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