息抜き的な作品

『ノロイ』の白石晃士監督作品。キワモノなタイトルですが、実は幽霊ゾンビというユニット名の二人組ホラープランナーがいるんですね(本作にもエキストラ出演)。タイトルから出発してお話できた感じか。
主演の中村知世はゆるふわ系の可愛いグラビアアイドル。小倉優子とキャラ被ってるな、と思ったら有吉弘行に「にせこりん」って渾名付けられてた。そしてサブにノッチ、柳憂怜と配役されてるのを見てわかるように、コミカル寄りのホラーになってます。
リスカ癖のあるタクシー運転手斎藤(ノッチ)が、主神村というところにお客(ちょっと生意気な女の子)を乗せてった帰り。藪の中から飛び出してきた男をうっかり撥ねて殺してしまうとこから物語はスタート。男の名は平野(柳憂怜)。どうやら民俗学者らしい。しかもこいつが車内や自分の部屋に化けて出てきた!
とりあえず心霊交信機を買ってきて幽霊とコンタクトを試みる斎藤。なんとこの主神村に、彼が崇拝するアイドルの遠野実花(中村知世)がいるらしい!しかもなにやら危機に見舞われてる様子。
んじゃ助けに行くか!ということで主神村に向かう斎藤と平野。しかし主神村は、何故かゾンビの巣窟になっていた・・・というお話。
まあ予想通りハチャメチャなストーリーですw
VFXを担当してるのが西村嘉廣さんってことで、チープながらも割とエグめの残酷映像を楽しむことができますよ。
実の母や妹だってゾンビ化したら即切株にしちゃう!クライマックスに登場する「鬼」(ミミズっぽい形状です)が、ノッチの腹を食い破るシーンはなかなかのグロ。
若手の俳優陣は正直学芸会レベルなんですが、これはコミカルを強調するために敢えて狙って撮ってる気がするな。かなり滑ってる気はするが。あんまりエロに頼らないところは良いと思うんだけどね。
ノッチってなんだかんだで生き延びてる芸人ですが。結局彼もゾンビに噛まれてゾンビ化しちゃうんですが、かろうじて理性を保ってる様子がちょっと笑えました。「食べたいか食べたくないかで言うと、食べたいんですけど・・・」って。生きてる時に「目が死んでる」って言われたけどゾンビ化したら「目が生きてるよ!」だってさ。
幽霊役が柳憂怜ってダジャレかよ!って配役ですが。この人はもうベテランの域だから安心して観ていられるね。彼が幽霊として出てる映像はちょっと凝ってて面白いですよ。
白石晃士監督の持ち味というと、やはり「これって本物かも?」と思わせる恐怖演出の上手さにあると思います。しかし本作ではそれが十分に生かされてると言えないのがちょっと残念。ちょっと息抜き的な作品なのかな。とりあえずこんなところで。

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