誰でもウキウキする

さくや妖怪伝の設定は、誰でもウキウキすると思います。
冒頭から妖怪との殺陣(たて)。さくやの父が藤岡弘であった日にゃあ、「ウオーッ!」と心の中で叫んでしまいます。
また、妖刀で妖怪を退治する度に命が(命の長さを示す蝋燭が)メリメリッと短くなっていくところや、その命を少しでも延ばすには、その刀に「人間の血」を吸わさねばならない・・・なんて話は「おおっ、これこれ、こんな映画を待ってたのよーん!」て胸がワクワクしちゃいますよね!民の心も荒み(すさみ)、現代のように風紀・秩序が乱れに乱れたせいで、(CGで描かれた)魔山・富士の結界が破れ、噴火と共にあちこちで地割れとマグマの噴出があり、その光景は悪魔が地上に解き放たれたお蔭で笑っている様。(そのため、魑魅魍魎が地上に飛び出したわけですが。)もう、オシッコをチビッちゃいそうです。
が、もはやここまで。何故だあーっ!
エンディングへ向けてのエピソードが少しも面白くない。妖怪もマニアが作った着ぐるみを使ってるみたいだし、主人公のお姉ちゃんと連れの河童の子は演技下手だし、守護にあたった忍者も(ストーリー上)何も役に立ってないし、各エピソードがまるで「双六(すごろく)」ゲームの様にブツブツ切れてるし悪者ではない妖怪たちは浮れ遊びながら・・という設定で、何体も上からピアノ線で吊るされているだけだし、といった具合で、もしかしたら、監督(脚本兼)の志はもっと高かったのに制作費を抑えられて途中でヤル気を失ったのか?なんてスクリーン裏の話に気が逸れてしまうくらい辛かったです。
折角の設定なので、是非とも潤沢な資金・経験とイマジネーション豊かな脚本家の手でこの作品を埋没させずにシリーズ化してほしいものです!!

レビュー投稿