死霊

エロ・グロ・バカ・ホラー「死霊のしたたり」の続編です。
ホラー映画には「死霊の~」と付く映画が多くあります。
その3大死霊映画と言えば、「死霊のはらわた」「死霊のえじき」そして本作「死霊のしたたり」シリーズです。
「死霊の盆踊り」というのもありますが、今回はこれについて一切触れるつもりはありませんのでご了承ください。
その3つの中で、「したたり」は一番パッとしない作品であることは否めません。
タイトルからして「はらわた」のゴージャス感、「えじき」のワイルド感に比べると、「したたり」というのは小出し感、液漏れ感、残尿感といったわびしい、寂しいイメージしか浮びません。
この3作を「先輩」に例えてみると分かりやすいかもしれません。
「はらわた」は、エネルギッシュで大きな体格、みんなをグイグイ引っ張るタイプのリーダー的先輩です。
良かれと思ってやることが、少々強引だったりやり過ぎだったりするのが玉に瑕ですが、たくさんの人に愛される存在です。
「えじき」は、ニヒリスティックでちょっとひねくれた所のある不良タイプの先輩です。
「この世なんて、どうにもならないぜ」「人間てのは元々クズなのさ」などとすぐに口にして、周りの人間ともなかなか協調しません。
普段はクールで愛想の無い先輩ですが、雨の日に子猫を拾うなどといった意外に優しい面もあり、そんなギャップが女性にかなりモテる原因にもなっています。
一方、「したたり」先輩は「とにかくド変態」という噂が絶えません。
子供の頃から川原でエロ本を探したり、書店で週刊大衆を立ち読みするなどの早熟ぶりを発揮し、高校時代には初めて会話した女性に自慰の方法をしつこく質問、女子更衣室で専ら寝泊りを繰り返すといった変態エピソードが満載です。
では、ただのどうしようもない変態なのかというと、意外に勉強は出来る(特に理数系)し、サービス精神旺盛で友人を楽しませることが好き(女子更衣室の絶景ポイントをランキングにして報告等)、そしていつも悪意は無くてとにかく無邪気なだけなんですね。
女性からは親の敵のように嫌われているけど、男友達からの信頼は厚い、良い面もあるボンクラ先輩です。
僕はそんな「したたり」先輩が結構好きですね。

誰か説明して下さい

何故かメニュー画面の文字が80年代乙女チック丸文字なことに一抹の不安を覚えつつ見始めると・・・

不安的中!

超B級! 

ストーリーの意味が分からないのはオレの読解力がないから?ううん、そうじゃない。出てくる登場人物、全員が意味分かんねえんだよ!

細胞の蘇生を研究していたはずのウエストくんは、人体のパーツをつなぎ合わせて遊んでるし、つーか、ウエスト前作で死んだんじゃなかったっけ?何事もなかったかのように登場するのはやめて下さい!説明して下さい!

ウエストの相棒・ダンくんは、結局誰が好きなの?メグなの? グロリアなの? フランチェスカなの?メグを再生させたいとメグに固執している割には、フランチェスカときっつい一発キメてるしw

つーか、フランチェスカって冒頭の内戦シーンで出て来た女兵士だよね?

何でアメリカにいんの?偶然って恐いの?

前作の事件を捜査していたはずの刑事は、DV夫で、その妻はゾンビ化してて襲ってくるし、だから、一体何なのよ?何で最後全員集合で大暴れなのよ。

理由なんて要らない・・・そうなのね?

あとたっぷり30分以上入った映画のメイキング映像が凄い。

撮影風景やインタビューは勿論、日本が誇る特殊メイクアーティストスクリーミングマッドジョージ氏本人による劇中に出てくる小道具(死体とか肉片とか)の作成風景、各種特殊効果のトリックの解説など、ホラー・スプラッター映画ファンには堪らない内容の特典映像となっている。

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