ワーナー・ホーム・ビデオから出てるサプライズの感想です

ワーナー・ホーム・ビデオから出てるサプライズの感想です。
こんなタイトルなので、どんな驚きが待っているのか?と期待してしまう人も多いと思いますが、そういう映画ではないです。
まあ、多少のサプライズは途中にいくつかはあるものの、基本はストレートなスラッシャー映画です。
一軒の家に集まった家族親戚が、突然現れた動物の覆面を被った集団に次々と殺されてしまうというもの。
低予算な映画であることは間違いないです。
一軒の家とその周辺のみが舞台で、限られた登場人物のシチュエーションホラー。
これはレンタルDVD屋には大量に在庫があるタイプの映画であり、しかも、足の踏み場も無いほどの地雷原ジャンルです。
しかし、この映画はダイジョウV!
シュワちゃんリエちゃんがVサインで保証する、非常にクレバーなスラッシャー映画として高い完成度を誇っていると思います。
別に色々説明する必要など無く、とにかく観て、感じるしかありませんが、観ている側の感情を巧妙に計算した作品だと思いました。
最後のオチ(悪ふざけのようなもの)も予想はつきますが、やっぱりそう来た!と嬉しくなるようなもの。
裏切るところは裏切り、お約束はちゃんと守る、というバランスがうまく出来ています。
単純にハラハラドキドキしたまま最後まで一気に見せる、ノンストップB級ムービー。
この映画には必要なものしかありませんが、必要なものはすべてあるので、これでいいのです。

違う意味でのサプライズ

映画サプライズ(原題You're Next)がカナダのトロント

国際映画祭でミッドナイト・マッドネス部門観客投票

2位の支持を集めたと聞いた時、これは2010年代の

革新的なホラー映画に違いないと思い、日本公開を

とても楽しみにしていました。謎めいた動物マスクの

ポスターを見た時、底知れぬ怖さを感じて期待感は

益々ふくらみました。しかし映画を見た私に残ったのは

違う意味での「サプライズ」でした。

若者たちが館の中で一人ずつ惨殺されていき、最後に

残った女の子が奮戦するという、「館ホラー」の王道中の

王道、斬新な箇所など全く無かったのです。

「サプライズ」という邦題をつけた人はもしかしたら

そういった逆の驚きを指してそう名づけたのかも

知れません。

オーソドックスで新しさがないからこの映画が駄作かと

いうと、全くそんなことはありません。とにかく丁寧に作り

込まれ、数々の有名ホラー映画をリスペクトするような

シーンも数多く登場し、展開が見え見えでもドキドキ

させて観客を引き込む力を持っている大変な良作だと

思います。ただ、公開前からずっと気になっていた

動物のマスクが大した意味を持っていないのはとても

残念に思いました。各動物のマスクがストーリーに

絡んでくれば更に良かったと思います。

ホラー映画を見た帰りは、本当は恐怖に怯えながら

帰りたいのですが、この映画の場合は良作を見た

満足感を味わいながら帰りました。監督には是非、

次回は革新的なホラー映画を撮ってもらいたいです。

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