生きた人形の恐怖

「チャイルド・プレイ」は、生きた悪意を持つ人形の恐怖を描いたホラー映画です。人形というのは、人の形をしているだけに、どこか薄気味の悪いところがありますね。もし人形に命があって、自分で動いたりしゃべったりしたら恐ろしい、などと、ふと思うときがあります。そういう人形に対する潜在的な恐怖を、リアルに映像化したのがこの映画だと思います。殺人鬼の魂を持つ、悪意のある生きた人形「チャッキー人形」は、すっかり有名になり、続編も作られました。ストーリーは、殺人鬼チャールズ・リー・レイ(チャッキー)が、逃亡中にオモチャ屋でブードゥー教の秘術によって人形に自分の魂を移すところから始まります。人形になったチャッキーは、このままではずっと自分が人形の姿のままであると知り、生身の人間の身体を手に入れるため、知らずにチャッキー人形を買った少年アンディの身体を乗っ取ろうとします。少年アンディは、チャッキーが人形なのに生きていて、しかも悪意を持っていることに気づき、周りの人たちに危険を知らせるのですが、まだ幼いアンディの言葉を信じる者はいませんでした。チャッキーは次々に刃物を持って人を襲い、殺したりします。被害が広がり、アンディに疑いがかかって、アンディは精神病院の独房に入れられてしまいます。しかし、チャッキー人形の正体を知った、アンディの母カレンと、殺人鬼のチャッキーを追っていた刑事のマイクが、アンディを救うためにチャッキーとの最後の戦いを始めるのでした。人形チャッキーの邪悪な表情がとても怖いです。

小さい頃に見なくて良かった!と思うホラー映画

私がこの映画を見たのは確か中学生の頃です。学校の友達数人と一緒に友達の家で見ました。もう、本当に怖くて怖くてたまらなかったです。まず怖いのが人形の顔です。あの人形がブームになった理由がさっぱり分からないくらい、怖かったです。本当に不気味でこんなのを可愛がる子供の気持ちが分かりませんでした。
そして、ホラーはホラーでも相手は幽霊ではありません。死ぬ間際に魂を近くの人形に移した人間です。さらにその人物は人を殺すことを何とも思わない殺人犯です。これがリアルで余計に怖くて、不安を煽りました。しゃべる人形のチャッキーに殺されていく人の恐怖感も伝わってきましたし、そんな人形が自分の意思でしゃべることを唯一知っているアンディが必死で伝えようとする姿にも引き込まれて行きました。
周りはおかしいと思いつつもこのような子供の言葉を信じません。やがて段々周りで起こる惨劇がアンディのせいにされ始めるのは、見ていて胸が痛かったです。一番怖かったのがクライマックス直前の乾電池のシーンです。人形のチャッキーが片言で話しているのを見て、人形だと確認するために母親が人形の裏の乾電池を確かめるシーンはぞっとしました。あのシーンはもうトラウマになりそうで、今でもしっかりと覚えています。静かなシーンから凶暴な人形になり替わるシーンが怖かったです。
友達は小さい頃に見たことがあって二回目だと言っていました。私は中学生でも怖かったので、小さい頃にこの作品に出会わなくて本当に良かったと思いました。でもこの恐怖感が癖になって、ホラーにはまるきっかけの作品になりました。

人形が人を殺して回る洋画ホラーの火付け役

洋画ホラーの代表格である『チャイルド・プレイ』ですが、洋画で積極的にホラーが作られるようになったのはこの映画からと言っていいほどの代表作です。

あらすじは誕生日にグッドガイ人形のチャッキーをプレゼントされた主人公のアンディとその母親が、魂の宿った人形、チャッキーの巻き起こす事件に巻き込まれると言ったシンプルな内容ですが、シンプル故ストーリーや演出の良さが浮き彫りになっています。

人形が人を殺して回るという極めてシンプルで都市伝説的な内容ですが、魔術的なものが非常に強い洋画ホラーを特徴としているため、劇中ではブードゥー教の魔術を利用して人形に魂を移し替えたことが明確に明らかになります。

チャイルドプレイは主人公の目的も殺人鬼チャッキーの目的もどちらも明確な理由があるので、見ていてもどかしいという気持ちになることがありません。特にチャッキーに関しては目的がほぼ一致しているため、物語内で迷走するということは一切なく、簡潔に上手にまとめられています。邦画ホラーのような圧迫感は少ないですが、その分物語が非常に簡潔にまとまっていて見やすいです。邦画ホラーの難解な内容についていく事ができないような人にもオススメできるホラー作品といえるでしょう。

良くも悪くも簡潔にまとまっている点が最も評価点であり、恐怖演出もそこそこよく出来ているので、安定した面白さのある作品ではあります。ですがそれ故特筆して良い点がないというのがひとつの難点でしょう。

無難に面白い映画が楽しみたい人にオススメの映画です。

怖くないが映画としては面白い

上映当時アメリカ本国でR指定を受けたホラー映画の代表作。

ホラー映画としてはまったく怖くないが映画としては面白い。

アメリカの映画の年齢指定はちょっと過保護過ぎるんじゃないだろうか。

映画自体は日本の金曜ロードショーなどで頻繁に放送されていたので今までにまったく見たことがない人はあまり居ないはず。

ゲオ屋さんで借りてきて気づいたけど既に数回見ていた。

どう考えてもR指定を受けるほどグロくはない。内臓は当然でないし、血液だってほとんど出ないのに、Sawシリーズと同じレーティングはおかしい。

この映画で思うのは何より、アメリカにおけるブロンド女のイメージ。

アメリカンジョークで頻繁に登場するバカのメタファーとしてのブロンド女。

特に、人の話を聞かない・頭が悪い・ヒステリー持ち、などの典型として用いられるが、まさにこのチャイルド・プレイに出てくるブロンド女はその通り。

自分の子供が何を言っても信じない、自分の親友に起こった事件を調べてくれている刑事に対してもヒスを起こして突っぱねる、そのくせ自分の子供の言い分が正しいと分かるや否や先にあしらった刑事に、何故子供の話を聞いてやらないのかと怒鳴る。

この映画が作られたのは1989年辺りだけど、その頃はブロンドに対するガチガチの偏見があったんだろうと思う。

実際に身近にいたら嫌だろうなぁブロンド。

映画はたいして怖くなかったけどブロンド女の存在が怖いわー

アメリカンジョークに出てくるブロンド女そのものが、ここにはある!

しばらく人形が怖かった・・・

2013年までにシリーズで5作まで作られてはいますが、一番最初の作品は1988年の製作です。かなり前になってしまいましたね。だいぶ前に初めてみたとき、私はまだ子供だったので、気味悪くてしばらくの間、人形が怖くなってしまいました・・。

最初はかわいい人形として登場したグッド・ガイ人形でしたが、じつは殺人鬼の魂が乗り移った呪われたおもちゃだったのです。生身の人間に乗り移るため、標的としたアンディという少年を狙いつづける、というアイデアは単純ですが、面白いとは思います。わかりやすい発想ですね。

この映画を見ていてぎょっとしたのが、しつこくしつこく襲ってくるチャッキーという人形の執念ですね。ホラー映画なので当然ですが、いきなり襲ってきてびっくりさせる手法がなかなか凝っています。残酷な殺し方をするんですが、それが人間ではなく人形がやっている、という点が奇妙さ、奇怪さを出しています。殺人鬼としての本性をむきだしにしたときの人形の表情といったら、えげつない変貌ぶりです。殺意ぎらぎらの目、眉間に深く寄ったシワ、ふてぶてしい面構え、いまほどCGなどなかったころの映像でよく凶暴さを出していたな、と思います。

チャッキーが火で焼かれても銃で撃たれてもしつこく迫ってくるあたり、かなり気持ち悪いです・・・。このあたりのグロさはなかなかのもんです。

人形というアイテムの使いかたやアイデア、人形の表情や動きなどの映像としての表現などを考えたらけっこうよく出来ています。

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