「悪魔のいけにえ」でお馴染みタブ・フーパー監督のホラー映画です。
とにかく、冒頭から流れる異常な電子音楽がすごいです。電子楽器の扱い方を知らない人間が、怒りに任せて無闇に鳴らしただけのような音で、聴いた誰もが不快になります。
もし友人が持ってきたデモテープにこんな音が延々と入っていたら、「すごいね!どんな機材を使ったらこんな音が出るの?」等と興味のあるフリをしながらも、「心に問題のある人なんだな。」と冷静に思うでしょう。
もちろんこの映画は宿屋の親父をはじめ、心に問題のありまくる人々が大挙する内容な為、これで正解なのです。
宿屋の親父が狂っていて、客を殺してワニに食わせているというだけの話です。とにかく宿屋の親父のキチガイっぷりがすごい、というかそれだけで終わる内容とも言えます。
前作の「悪魔のいけにえ」とは違い、閉塞感を感じるチープなセットの中だけで話は進みます。映画というより舞台を見ている感じです。ホスト役のキチガイの家にさまざまな人が訪れて、ひどい目に遭うという流れは「徹子の部屋」に近いかもしれません。
しかし、冒頭で登場する家族の父親のキチガイっぷりも負けてはいません。愛犬がワニに食われて、ショックで寝込んでいる娘に向かって「ワンワン!」と狂った様に叫んだりする姿に、家族とは一体何だろうという気持ちになります。
映画としての完成度は、お世辞にも高いとは言えません。特に名作「悪魔のいけにえ」と比べれば、がっかりする人が少なくないのも仕方ないと思います。
しかし、こんな異常なテンションの映画はなかなか見れません。

グダグダな映画

イカれホラーのマスターピース「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督作の同じくイカれホラー。

雰囲気としてはホラーというより、恐怖映画的な、安っぽくて妙な映画。

とりあえず、あまり意味が分からない。

何が分からないかって、殺人鬼である宿屋の主。

彼自身がなんなのかさっぱり分からない。

いや、めちゃめちゃオカシイ人間なのは分かるんだが、その殺しといきなり殺人衝動にかられる理由とか、いきなり口走る意味不明な台詞とか、周辺の住人との関係とか、とにかく分からない事だらけ。

なんだこりゃ、てな展開とかありすぎて、頭が痛くなります。

その主意外の人物もはっきり言ってまともなんだかオカシイんだか。結構アバンギャルド。

途中出て来る家族のお父さんがなんだかわかんないけどヤバイ。あれ絶対病気。

そして観てて感じるのは怖いというより「うるさい」てこと。

宿屋でひたすら流れてるラジオ。

グラインドコアの絶叫みたいな悲鳴。

精神逆撫でする耳障りで妙な効果音と、やたら聞こえる森の動物達の鳴き声。

頭痛が増大しそう。

若干「いけにえ」を思わせる空気とかシーンもあるけど、「いけにえ」以上に意味不明。

しかし作品としてあそこまで突っ切ってない。

怖くないけどなんか嫌な、グダグダな映画。

余談

その後、エルム街の悪夢でフレディ・クルーガーを演じ人気を博すロバート・イングランドがニヤケ顔の女好きの不良役で出てます。

不良だけどワニに食われます。

余談2

当時のTV放送時の吹き替えバージョンが音声だけだとまるで時代劇みたいで面白いです。 

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