ラン・オブ・ザ・デッド

そこそこ

主人公のコールはこのニュージェン社の警備部長。ですが裏で黒い仕事も引き受ける特命係長的なポジションの人です。
彼は新薬被験者3万人のうち、唯一発症していないアンジェラという女性を探すことになりました。しかしこの人もあっさりゾンビに齧られちゃった。なんとか入手した抑制剤も残りは三本、タイムリミットは18時間。果たしてコールはアンジェラを無事に探し出し、助かることができるのでしょうか。
そして阿鼻叫喚のロンドンはどうなってしまうのでしょうか・・・?
本作の見所は二点。
まず最初に挙げるのはやはりこのゾンビ達の俊敏な動き。感染者の血管が黒く浮き出て人外になってしまうビジュアルもなかなか凝ってます。正直私は生き残れる気がしない。
もう一つはコールがアンジェラに出会った後の、生き残りの人間達の剥き出しにされるエゴイズム。ホント大ピンチの時に人間の本性って露になるんだよね。助かりたいから他人を助けない。最後まで理性を失わなかったのはコールとアンジェラ、そしてアンジェラの兄と元カレくらいですか。
まあだいたいエゴ人間はどんどんゾンビに駆逐されていくので、ある意味スカッとはしますが。
あとロンドンが舞台になってるせいか、ゾンビ映画のくせになんとなく映像や音楽は上品です。このミスマッチが不思議に作品を印象深くさせてくれます。ラストでチェーンソーを手に勝ち目のない戦いに挑まんとするコールの姿も上手く余韻を残しますね。
ちなみにアンジェラが感染しなかった理由は、彼女が妊娠してたからだそうで。ゾンビになりたくなかったら妊娠しよう!って男は詰みですか。
ということで、これも期待せずに観たらそこそこ楽しめた一本。

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