伽耶子が増殖しちゃったね

この映画はね鳴り物入りではなかったのですよ。おそらく原作が怖いので口コミで広がったのではないでしょうか。どこからどう広がったのかわかりませんが原作が怖かったのでしょう。私は映画を観てから原作を読みました。形としては観てはいけないビデオみたいな話なんですよ。私も運のいい方ではないので、変なことには関わりたくありません。
その点これは創作なので安心して観られるではないですか。惨劇の起きた家に移り住んだ人に起きる怪異です。だけどこれ実話だという話もあるのね。しかも東京都内だと。
そうなるとますます怖いではないですか。私はこの映画が原作を越えているとは言えません。一番初めの作品に関して言っているのです。印象はホラービデオです。怖さに関してはいいでしょう。ようするに惨劇の後の怪異しか映像化していないんですよ。
伽耶子さんは粘着質な性格です。普通の生活をしているんですよね、だけど一度歯車が狂うと大変なことになってしまう。旦那さんも良い人なんだけど、突然精神的にモンスターになるのよ。この辺が映像化されていない。恐ければいいというものではないでしょう。
不幸な出会いと言うのはあると思います。不幸な死に方をすれば恨むと思いますよ。だけどね、伽耶子さんは虚構だけれどエレベーターの全階数に出たくないでしょう。でも評判になったのは事実です。作り過ぎです。しかしここまで売れてしまうと仕方がないでしょう。
恐い話をしましょうか、こうなると伽耶子は実体化しますよ。

無差別な呪いを中心として展開されるストーリーには圧巻

"ホラー映画の代名詞と言われることも多い『呪怨』は、無差別な呪いを主題においた独特なストーリー展開が特徴的な映画です。

あらすじは事故物件である佐伯一家の住んでいた家に越してきたとある家族を中心としてその周囲の人々が、呪いの発端である佐伯伽椰子に無差別に呪い殺されるオムニバス形式で、それまで特定の人物のみに向けられるという呪いの概念を大きく覆した映画でもあります。

オムニバス形式という形式上、時系列はまちまちでそれらの構成も視聴者に委ねられるという独特な形の映画で、一度の視聴で全ての物語が把握できる程単純なものではなく、見応えのある映画となっています。

ストーリーは非常に良く出来ていますが、オムニバスという都合物語そのものが非常に難解になりやすく、その上物語は「呪いの発端である佐伯伽椰子が無差別に呪いの家に関連した人物を殺害していく」といったシンプルなもので、救いも何もありません。このような都合、何らかの変化を期待していた視聴者からは賛否両論の声があり、難解過ぎるシナリオも賛否が分かれる要因でした。

ですが恐怖演出、細かなストーリーとその接合性などは作りこまれたもので、現代のホラー映画にはない狂気さを持ちあわせていて、ホラー映画の代名詞ということも頷ける出来栄えとなっています。視聴者を選ぶ映画ではありますが、不気味かつ猟奇的な物語構成は他のホラー映画よりも数段高クオリティなものとなっていて、オムニバスの特徴をよく掴んだ良作であることは確かです。"

指の隙間が怖くなる

とにかく、隙間という物が怖くなりました。

何気なく鏡の隙間からのぞく背後の暗い部分など、そういう部分につい目をやってしまう・・・

そんな気持ちにさせられました。

最初は妊娠中に見ようとしたのですが、もう観たという人に、

「これは妊娠中にはお勧めしないよ・・・」

と言われてしまったので、出産後しばらくしてからようやく見ることができました。

この映画を見た後は、しばらく指の間から向こう側を除く気分にはなれませんでした。

黒い眼の、裸の子供が見えてしまうような気がして。

日本のホラー物独特の、静かで湿度の高い感じのする恐怖です。

主人公に実際に危害を加えられているというシーンが、実は少ないということに気が付いたのは、観終わってから随分経ってからでした。

それでもこれだけの恐怖感があるというのは、良いと思います。

ただ単に、血やグロテスクな映像で驚かせて、悲鳴でキャーキャー騒ぐだけのアメリカ的なホラーとは違った感じの余韻も楽しむことができました。

主人公の前に、彼らが現れてきた意味なども考えると、なかなか奥深いストーリーなのかもと考えさせられる部分もあります。

全体的に薄暗い画面の中で、いつの間にかいる亡霊たちの影には、やはり恐怖とともに悲しい物も感じさせます。

世界中でヒットしたといわれ、続編も沢山出てきましたが、やっぱり一番観ててホラー的な楽しさを感じさせるのは、この第一作目の『呪怨』なのではないかな、と改めて思います。

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