テキサス・チェーンソー

映像が先鋭的でカッコいいホラー映画

ホラー映画の古典とも言える"悪魔のいけにえ"のリバイバル。制作は いまやトランスフォーマーで一躍有名になったマイケル・ベイで、映像の美しさは折り紙つきです。
一部には13日の金曜日のジェイソンがチェーンソーを振り回すイメージがあるようだが、実際はナタを振り回しています。チェーンソーを振り回すのは、この映画の主役レザーフェイスです。そんな事は置いといて・・・。

さてこの映画は、展開がスピーディで見ていて心地よいテンポで進みます。怖いし、痛いし、全てが狂っているし、見ていて目を背けたくなる最悪にして最高な映画。モンスターペアレンツなんて目じゃないくらい子供(レザーフェイス)を溺愛する両親の反社会性的なキチガイっぷりで自分が法律だと言わんばかりの傍若無人っぷり。そしてその両親の溺愛故に歪んでしまったレザーフェイスの道徳観と残忍性は、その後、この一家が住んでいる土地へバカンスへ訪れるSEX&ドラッグ&ロックンロールを絵に描いたような若者グループの脳天気さと相まって、ハラハラドキドキが止まりません。いい意味で予想通り、そしてその予想の斜め上へ行く展開を見せてくれる隙のないストーリーは完璧。さらに、映像では細部にこだわり、小物の一つ一つまで考えぬかれた演出が全体の不気味さをよりいっそう引き立てる。陰湿な空気感、ジメッと湿っぽい画面作りがカッコイイ!検索すると、こちらは”ミュージックビデオ界の鬼才”と呼ばれる方が監督だった。鬼才か~。人間とは思われぬ程のすぐれた才能。納得。

イカレタ家族がおもしろいホラー映画

『テキサス・チェーンソー』(原題: The Texas Chainsaw Massacre)は2003年製作のアメリカ映画。マイケル・ベイ製作、マーカス・ニスペル監督。1974年のトビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』の設定を一から作り直した作品である。R-15指定。

-あらすじ-

1973年8月18日、テキサス。

エリン、ケンパー、ペッパー、アンディ、モーガンの5人の若者はワゴン車を駆って楽しく旅をしていた。

やがて5人はテキサスの片田舎トラヴィスに差し掛かったところで、道端を呆然と歩く一人の少女と出くわす。

心配した彼らはとりあえず少女を車に乗せるが、彼女は何かに異常なほど怯え、挙げ句に持っていたピストルで自らの頭を撃ち抜いてしまう。

血まみれになるワゴン車。思わぬ事態に我を失う5人。

とにかく助けを求めようと近くの給油所に駆け込む彼らだったが…。

-感想-

作中に出ている、ヒューイット家は架空の人物らしいですが、怖いってレベルではなかったですね。人の皮被ってチェンソーで襲ってくる巨人、頭のおかしい保安官の恰好をした兄ちゃん、きれやすいじいさんに、子供を誘拐してくる女。。。どんな家族なんですかww

家族の犯行手順も解りやすく楽しめました。

手順は、サービスエリアで、太ったおばさんが代わりに警察に電話をしてやると言って自分の家族にかけている事、旅行者で土地勘がないのをいい事にうまいことごまかして廃墟の製粉工場に誘導する事、そこに小さい男の子を配置しておいて隙を見て車を壊す&人数を小分けにして本家に送り込ませる役をさせているなどすごい考えて犯行をくりかえしてるんだなとw

映像としては、グロイけど血が少ないですね。

しかし、自殺した人を放置して逃げてればこんなことにはならないだろうって思いました。

一度ぐらいは観ても損はない作品だと思います。

非常にハイレベルな作品

悪魔のいけにえのリメイク作品ですが、これは単体で非常にハイレベルな作品です。

要するに、水戸黄門な定番ホラーのセオリーでどれだけ怖がらせられるか、にチャレンジした意欲作なわけですね。

で、やるならアメリカンホラーの基礎を作った金字塔作品「悪魔のいけにえ」のリメイクでということでしょうか。

ザラッとした質感の映像のなかで映画としてなんの説明もなく大量虐殺を繰り返す変態一家。

まったく救いの無い状況で鳴り響くチェーンソー!!

最高です!

ポイントはイカレてるのは、レザーフェイスだけじゃないと言うこと(レザーフェイスのデザインは悪魔のいけにえのほうが衝撃的ですね)、家族そろって変態なのですよ(笑)

この辺は続編ビギニングで、吐き気を催すほど描かれてます。

レザーフェイスの登場も巨体で走ってくる姿はめちゃくちゃ怖いです。レザーフェイスに襲われたら絶対助からないだろうなという恐怖感は最高でした。

何度も見るとツッコミどころが色々あるにはあるんだけど、特にホラー慣れしてない人には衝撃の一作だと思います。

ところでネットではこれが実話だと信じてる方が多いようですが、これはまったくの創作です。

映画の最初と最後のドキュメント映像風の演出のせいでしょうね(上手いということですな)。

元になったエドゲイン事件というのはありますが、これは猟奇殺人という点だけが同じで状況はまったく違います。

またエドゲイン事件は「羊たちの沈黙」のモチーフにもなっていて、サイコ野郎映画の元になっている事件です。

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