もう絶対観ない!

もともとホラー映画なんて観ないジャンルの映画なのに、友人にだまされて一緒に観させられた映画。ほんっっとに怖かった。洋画なら怖くても、「これは遠い外国での話。私には全く関係ないところで起こったこと」と、自分からは切り離して考えればまあいいとして、これは正真正銘日本の話。ものすごく近くというか、押し入れの中で女の子が恐怖で凍り付いた表情で死んでいるところなんて、自分のうちの押し入れかと錯覚してしまうほど、身近に感じて恐ろしくてたまりませんでした。せめてもの慰めは、有名な俳優さんたちがいることで、「これは演技なんだ、映画っていう作り物」と言い聞かせることでしたが、私には内容が怖すぎてあまり慰めにもならないほどでした。何がそんなに怖いかって、科学では理解しがたい、怨念とか死んだ人が現世に何らかの力を及ぼしていることとか、そういうことが生きている人間を死に至らすことができる、という強いパワーでしょうか。呪いのビデオと称される映像も、一つ一つが初めて見る感じで怖くて怖くて。サダコが髪の毛を梳きながら鏡越しにこっちを見たり、ずらりと並んだ文字が不安定に動き出したりっていうのが私の恐怖心をあおりました。井戸というキーワードも、昔話でも恐怖を感じさせるものではありますが、そこから人が這いずり出てくるなんて誰が想像するでしょう。そして、それがテレビの枠からはみ出してこちらに向かってくるなんて!!最後の恐怖のインパクトは強烈なものがあります。主要人部が殺されてしまい、前々ハッピーエンドではないところも、救われない恐ろしさをいつまでも心にひきずる効果をもたらしていると思います。

結局ウイルス落ちという残念さ

呪いのビデオを見たら、必ず7日後に死ぬ。その呪いを解く方法を探すお話。なぜ死ぬかが疑問ですが、結局ウイルス落ちという残念さ。
冒頭の少女たちが夜、留守番をしていて怖い話をしている。この冒頭からして緊張感があって、めちゃ怖いという。
子どもたちだけで怖い話するときの緊張感って何なんだろう。
見たら死んじゃうと噂されるビデオ。そのビデオの映像が不気味で、けれど見入ってしまう映像なのが不思議です。そして、呪いのビデオを見た後、完全にヤバい物を見てしまったという怖さ。あの感じを映像で表現しているのが凄いです。
クライマックスだけが印象に残ってしまいがちですが、冒頭から怖いし。雨が降る中、子どもと真田広之さん演じる父親が出会うシーンなんかも印象的で画面から湿った空気が伝わってきて曇り空や嵐なんかも印象的でした。映画全体がどんよりしてる感じ。
ビデオを見た人の死に顔がとんでもないことになってるんですが、あんな顔して死んじゃうってやめてほしいです。 
ショッカーと呼ばれる大きな音で驚かせる演出はなくて、閉塞感や雰囲気で怖がらせる演出も抜群で後ろを振り向くときの怖さみたいなので見せる映画で面白く見ることができました。
改めて見直してみると事件の真相の井戸に辿り着くまでがご都合主義かな? とも思わなくはないですが、あと何日という時間のカセも緊張感を高めていてよかったと思います。90分あっという間の映画でした。

ジャパニーズホラーの流れを変えた作品

この作品は、角川ホラー文庫で最初に読んだ時に、心から衝撃を受けた作品でした。それから数年して一度テレビのドラマスペシャルになり、 そして次がこの映画でした。今では様々なメディアで貞子が一人歩きしていますが、その原点に当たる作品です。
『そのビデオを見た人間は、一週間後に死ぬ』ある日突然社会に出てきた一本のビデオテープの話とともに、それが現実のものになるという、このジリジリとした設定が、見ていて恐怖心を煽ります。なぜそんなビデオが存在するのかという大きな謎とともに、無情にも確実に訪れるタイムリミットの中で、主人公と周りの大切な人間たちまでもがその罠の中にとらわれてしまいます。そして全ての謎が解けていき、物語は衝撃のラストを迎えるわけです。
ホラーとしての怖さは勿論のこと、作品が作られたその頃にはまだ珍しかった、ビデオというデジタル要素も取り入れて、タイムリミットを曖昧なものではなくすることで、作品を見ている人間に、本当にそんなビデオが存在するのではないかと思わせる位の怖さを作り出しています。そして、ホラー映画によくありがちな、強引な恐怖の理由も、それなりに筋が通っていて、納得できてしまいます。
作品としては多少古いものですが、現代のホラーの先駆けとなったもので、ハリウッドでもリメイクされ、日本のホラーの流れを変えた一本だと思いますので、貞子ファンはもとより、ホラーが大好きな方は、確実に押さえておきたい作品です。

時間的な恐怖感を簡潔にまとめたホラー映画の代名詞

"ホラー映画と言えば、井戸から這い上がってくる貞子の姿を思い出す方は多いのではないのでしょうか。この有名なシーンは『リング』のワンシーンで、リングシリーズの呪いの元凶である山村貞子が呪い殺す時のシーンです。

リングはVHSビデオを媒介にして人を呪い殺す山村貞子を中心として展開されるホラー映画で、ホラーの王道的な演出も多く、特に時間的恐怖を上手に演出しています。

呪いのビデオを見てから約一週間という短い期間の中、どれだけ真相にたどり着けるか、その時間的な閉鎖空間を作り出すリングは、同系統のホラーである『呪怨』とは対極の存在にあるもので、呪怨はオムニバス形式を採用し空間的な恐怖を演出しますがリングは全く逆です。時間軸を一つにまとめることで、より良い時間的閉鎖を演出し、逃げ場のない状態を出来る限り作り出す演出は現代のホラーに引けを取りません。

時間軸を一つにまとめたことでストーリーの接合性が高くなり、より物語として成立するように配慮されているので、細かくなされている設定が十分に生きるので、ホラー映画の中でも比較的見やすい部類に入ります。

グロテスクさはないものの、被害者を呪い殺す瞬間は非現実的で実に猟奇的。他のリアリティとのギャップを上手に活かした演出方法で、とにかく飽きが来ません。物語自体も回りくどさがなく、苦肉の策とは言え主人公も助かることからバッドエンドが苦手な方でも十分に楽しむことができるバランスの良い良作といえるでしょう。"

二度見おすすめ!楽しみ方さまざまな映画「リング」

この映画を知らない方のほうがもしかしたら少ないのかもしれません。その恐怖の新鮮さにおいて話題を呼び大ヒット、その後ジャパニーズ・ホラーが世界に羽ばたくキッカケにもなり、ハリウッドでもリメイクされた映画「リング」。

皆さんの中にもきっとご覧になった方が多いのではないでしょうか。未見の方にかいつまんで内容をご説明しますと、「ふとしたキッカケで呪いのビデオを観てしまった元夫婦が、死に物狂いで解決の糸口を探す」というもの。ホラーでもあり、期限付きサスペンスでもあり、親子愛の話でもあり……しかしなんといっても世間の話題をさらったのはその「オチ」。ここで決して書けませんが、初めて見た当時は本当に心臓が止まるかと思いました。

そんな映画「リング」。先日ふとしたキッカケで見直す機会がありました。同じく観たことがある妻と一緒に最初の方から観ていました。禍々しい雰囲気も相まって事態がどんどん深刻になり、後半のある場面ではとてもこわい場所で二人が何かを探します。観ているこちらも緊張………

私達二人が同時に爆笑したのはその時でした。初見では気付かなかったであろうファニーポイントに二人が同時に気づいてしまったのです。それがいったい何であるかはここではバラしませんが、まだ「リング」を観ていない方はもちろん、一度観たという方もぜひ、もう一度最初からご覧になり、そして爆笑されることをおすすめします。最後に一つだけヒントを。

「真田広之のリアクション」では、お楽しみに!

一世を風靡したJホラー

この作品は貞子と言えば誰でも知っているかもしれないが今は昔の映画なので見たことがない方もいるかもしれない、当時低迷していた邦画の中でも一世を風靡したと言える映画です。

日本の独特のホラー=陰鬱な雰囲気で見えない独特の恐怖があるものは多々ありましたが今思えばこれはこれはホラーブームの先駆け的な物で一段上の作品だったという印象があります。

当時も今も私は洋画派でめったに邦画は見ないのですがたまたま劇場に見に行く機会があってとても怖く面白かったという記憶があります。

呪いのビデオを見たものは一週間後に死ぬというただの高校生の間であった妄想のような噂、記者だった浅川が取材してみると現実の出来事だった事が次第に判明してきて淺川本人と息子もそのビデオを見てしまい、窮地に陥った浅川が元夫の高山竜司に助けを求めて手がかりを追っていくという流れですが作の中でタイムリミットで焦りつつもなんとか打開しようともがき呪いの情報を集めて解決しようと試みる高山竜司役の真田広之と浅川玲子役の松島奈々子、高山竜司を慕う大学の教え子の高野舞役の中谷美紀の演出がとても魅力的でした。

そしてビデオの井戸の中からTVを介して現実へ出てくる貞子、あれは当時本当に怖かったと思います。

顔が長い黒髪で見えなく唯一顔で見える部分が血走って睨む片目、そして昔の葬式を思わせる白い衣装でしょうか見たら本当に貞子がテレビから出てきて一週間後に呪い殺されるという感覚が残ります。

これはホラーであり、怪談である。

ホラーが好きな人なら一度は観た事があるであろう作品「リング」。

1998年の公開後に続編やリメイク、海外版も作られた日本の代表的なホラー映画の1つです。

呪いのビデオの噂を発端に始まるこの物語は非常に静かに、じわじわと不気味さを増していきます。

この作品で私が特に気に入っているのは、その恐怖の演出方法です。ネタバレを避けるために詳しくは説明しませんが、心霊現象を写した写真や後半で現れるとある人物の幽霊のスーっと移動する動き方など、実に日本の怪談話といった趣きがあります。

そう。この映画はホラーというジャンルの中において極めて怪談的な作品なのです。

恐怖の根源は最後までほとんど出てきません。派手な血しぶきも悲鳴もありません。ですが、恐怖はじわじわと、静かに忍び寄ってくるのです。そして後半に向かうにつれて少しずつ狂気の度合いが増していき、いつの間にか映画を観ている私達にまで恐怖が感染していることに気づかされるでしょう。

例えて言うなら、この作品で味わえる恐怖は稲川淳二さんの怪談話を聞いている時の感覚に似ているかもしれません。静かに、淡々と話が進み、だけど少しずつ歯車が狂っていき、気がつくと恐怖がすぐ隣にきている、あの感じに・・・。

公開されてから既に17年が経った今でも私がこの作品を愛してやまないのは、この怪談としかいいようのない恐怖の表現の仕方が好きだからです。

続編やリメイク版も確かに怖いのですが、未見であれば是非ともこの第1作目の「リング」を観てもらいたいと思います。外国のホラー映画には無い日本独特の怪談の世界を味わえる、それがこの作品の魅力なのです。

進化するホラー

初めてリングを見たのは私がまだ子供の頃で、最近ふと見たくなったのでDVDを借りてみてみたのですが、時代の移り変わりをすごく感じました。

ビデオテープはもう使われてないし、ダビングという言葉も最近聞かなくなったなぁ。というのが一番の感想です。

最近新しいリングシリーズがでたのでそれも見てみましたが、私はやっぱり初代リングが一番怖いと思いました。

一昔前の邦楽特有のあの色彩の仄暗さが、じめっとした空気を感じさせて背筋がぞくっとします。

電気がついていても、明るい場所にいても、どこか暗く、常に背後を気にしてしまうようなあの空気は、今ではだせないものです。

不鮮明だからこその恐怖、すべてが明確になっていない恐怖。そういうものを感じました。

それとなにより俳優、女優の演技です。

序盤で殺された少女の死体の顔が今でも脳裏にこびりついてはなれず、軽くトラウマものです。

瞬間的に映し出されるからこそ、強く残ってしまうあの演出は本当に神がかっているなと思いました。

どうしたらあの死に顔になってしまうのか、どれほどの恐怖があったのか、想像させるのがうまい、これに尽きます。

ラストの貞子と対峙した時の、声にならない、体がうまく動かずわけもわからず殺されてしまうあのシーンは本当に恐ろしくリアルです。

もし自分だったら、と私達視聴者に強いリアルを想像させ、テレビの前に立ちたくなくなるほどの嫌悪を植えつけられます。

邦楽ホラーの代表作といっても過言ではないリング、その恐怖の力はいつまでも廃れません。

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