多数の見所があるため、見ごたえはあります

冒頭の描写が『エルム街の悪夢』にそっくり。

…監督交代によりあの禍々しさは皆無に。

さっぱりとした印象を受けます。

2でせっかくはっちゃけて方向性を変えたのに、原点回帰を目指した感じ。基本の流れが1と同じだけに、この作品の微妙さよりも、1の凄さの方が浮き彫りになる印象を受けました。やっぱトビー・フーパーは凄い!

また、直接的なグロ描写は極力避けてあり、何だか物足りない印象。手に釘が刺さっているのはかなり痛そうだったけど。他は全部映さない。

どうせ見所をレザーフェイスというキャラクターに絞るんだったら、もうちょっとどかんと流血をやって欲しかったです。その点リメイクではグロに力入ってて、感動すらしました。

さて、この作品、質自体はイマイチながらも、多数の見所があるため、見ごたえはあります。

まず、一番の見所は、あの『ゾンビ』でSWAT隊員のピーター(だったかな)を演じたケン・フォリーが出演している点。やられてもやられても逃げ出さずに狂人一家に立ち向かう様はまさに(?)『ゾンビ』のピーター!ファン感涙です。

また、レザーフェイスのチェーンソーには「The saw is famiry」の文字が刻まれています。チェーンソーは家族!かっこよすぎ!

さらに、下積み中のヴィゴ・モーテンセンが“いかれた”次兄役で出演。

『ロード・オブ・ザ・リング』でファンになった女性の方は、この作品を観て何を思うだろうか…。

こんなもんですかね。

ストーリー自体を楽しめた印象はないですが、「あ、あの人が!」「あ、あんなところに!」はあるので、中々楽しめるのは事実です。

はっきり言って只の駄作

タブ・フーパー監督の代表作「悪魔のいけにえ」の第3弾です。ただし、前2作と違って監督はジェフ・バーという誰も知らない監督にバトンタッチしています。

第1作はホラー映画史上に残る屈指の名作であり、続く2作目は悪ふざけが過ぎるブラック・コメディーとなってはいるものの、これはこれで狂った魅力のある素晴らしい作品です。

しかしこの3作目は、はっきり言って只の駄作となってしまいました。誰も知らない監督、ジェフ・バーによって…。

映画の内容は、これまでのいけにえシリーズからのシーンを適当に再現したものに、他のホラー映画の要素を適当に放り込んで天日にさらしたような出来です。

序盤の、夜の森での追いかけっこのシーンが長く続くので、大概ここで眠くなってしまいます。ここで我慢して見ていれば異常者一家のマイホームで若干面白いことになるのですが、普通は目覚めと共にスタッフロールが始まることになるでしょう。

変な少女の登場、爆音で響くハードロック、ノリノリのヴィゴ・モーテンセン…。ファンが喜びそうにない要素が満載です。せっかくの巨大チェーンソーも全然活躍しないですし。おまけに、原題は「レザーフェイス」というタイトルなのに、終盤で活躍するのは奴ではなく、エロ本を切り刻んだり女便所を覗いて怒張していた只のバカ男です。

この監督(バー)は明らかに「悪魔のいけにえ」という映画に興味を持っていません。ジェイソンとレザーフェイスの区別もついてないみたいです。なんでこのバーが監督を任されてしまったのでしょうか。

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