目の覚めるようなオチ

地下鉄ホラーというわけで、邦題は間違いなく『00:34』をパクッてます。

舞台は同じですが、題材は全然違います。あちこちでマガイモノ扱いされるだろうけど、私はこれはこれでいいのではないかと思います。00:34とはまた別の怖さがあるから。てか、下手したら「こっちのが面白い」て人がいるんじゃないかな。てくらいよく出来てます。

パクリ元は『シー・ノー・イーヴル』みたいなモンスターホラーだったのに対して、この11:46は人間の狂気を描いています。狂信的な人間は限度を超えると、幽霊よりも化け物よりも恐ろしい行動に出ると。人間が一番怖いという話は、ありとあらゆるジャンルの映画で使い古されてきたでしょうが、そこに宗教やら悪魔やら引っ張ってきてごちゃ混ぜにしてます。なるほど題材が宗教なら、集団心理をうまいこと利用できる。個人同士の結束ってホントに怖いですね。

途中途中で幻覚まで出し、人間の精神的怖さだけではなく、表面的な視覚的恐怖もちゃんと見せてくれてます。

このチャンポンな感じ。B級ホラー臭さがあってなかなか好きです。

期待してなかった割には、そこそこイイ感じ。

最後の最後に、まさしく目の覚めるようなオチを用意しててくれます。「ええ〜…?」と声に出てしまいました、いやマジで。でも「ロザリオを胸ポケットに入れてたら助かったんだ!」とかいった妙に現実的なオチよりも、こうして一気にあっちの世界へ吹っ飛ばしてやった方が、いっそのことスッキリして良いのかもしれません。『フォーガットン』の次の次くらいにびっくりしましたよ、あのラスト。

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