グロテスクで後味が悪い作品

2009年に公開されたものですが、CGの技術を感じる部分もなく、レトロな映画に感じました。
冒険旅行で巨大洞窟を訪れた女性が脱出して来たシーンから始まるのですが、彼女は記憶を失っているため、保安官に保護されてすぐ洞窟に引き返すことになってしまいます。
全編にわたってほとんど洞窟なので、常に見通しが悪いです。そこで突然謎の地底生物が現れるのでかなり驚かされます。地底生物のクオリティはそこまでリアルな見た目をしていませんが、不気味な鳴き声と不意打ちをくらうことで毎回息を飲んでしまいました。
登場人物たちも観ている側もこれだけハラハラしているのに、一人非協力的な空気の読めないメンバーがおり、幾度と無くピンチを招いてくれるので本当にヤキモキさせられました。窮地に立たされる、究極の選択を迫られる場面が多く、気の休まる暇がありません。
そして後半になると怖いというよりも、とにかくグロテスクで痛々しい描写が多くなります。何度も耳をふさぎ、目を覆ってしまったシーンがありました。友人と鑑賞していたので最後まで観ることができましたが、一人では途中で観るのを断念していたかもしれません。いくらホラー映画が好きな人でも、気分が悪くなる人もいるのではないかと思います。
またラストシーンはさらに納得ができない無慈悲な結末が待っていて、トラウマのように目に焼き付いてしまいました。スリルを味わう作品とも言いがたく、後味も悪いので個人的にはオススメしにくい映画です。

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