ヒッチコックのやつじゃありません

アルバトロスフィルムからリリースされたドイツのパニック映画。

映画としても褒められたものじゃないが、それ以上に日本版タイトル「鳥」が大問題。

「鳥」といえば一般にアルフレッド・ヒッチコックが1969年に発表した映画を指す。このDVDの売り文句は「ヒッチコックの名作が、現代に蘇る」だった。

DVDに書かれたあらすじはどう見ても「鳥('69)」を見ようと思った人を騙そうとしているようにしか思えない。

始まってすぐドイツ語が流れ、画面にカラスが映されたときはゲオ屋さんの店員が中身を入れ間違えたのかと思った。完全に騙された。

タイトル変えろ!

内容もヒッチコックの「鳥」のオマージュなのかと思うと、ところがどっこいそんなことはない。

そもそもこっちの鳥(というか烏)は初めのうちは人間を襲わない。後半になって襲ってくるようにはなるが、だいたい人間のせい。

鳥('69)の本質は、理由もなく突然野鳥が人間を襲い始めるという得体のしれない恐怖にあるというのに、こっちの鳥は人間が構うモンだから襲ってくるのであって鳥によるパニック映画でもなんでもない。鳥を襲った人間が報復されて勝手にパニックに陥ってるだけ。

また主人公がどうしようもない。

3ヶ月後には出産を控えた産休中の獣医妊婦が中心に物語が進むのだけど、ものすごいヒステリー持ちで見ていて腹立たしい。

映画のオチもパニック映画、というかサスペンスホラーとかにありがちなまだ根本は解決していないエンド。ありきたりな。

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