クローバーフィールド/HAKAISHA

食い入って観て欲しい

この映画は「一発」に凄く懸かってるんですよ。方法論といい、内容といい。何度も観て楽しめる系統のものではないと思うんですね。でもその「一発」の効き目が私には相当強くて、なんかめちゃめちゃ面白かったんですよ。だから何度も観るもんじゃないと分かってはいたんですけど、劇場で観たあとレンタルでうっかり手に取ってしまいましたね。

そして結論は「2回目も面白かった」です。

これは結構とび道具的というか、荒技ですよね。過去にはブレアウィッチプロジェクトぐらいしか無かったんじゃないですかね?観てないから分かんないですけども。

でもまあ、ハラハラしてしまいますからね。映画はハラハラドキドキさせたもん勝ちですから。そう考えるとやはりこの映画は強いですよ。

かと言ってね、今後全ての怪獣映画がこうなってもそれは…当然つまらないですから。やっぱりそういう意味でも「一発」ですよね。先手必勝ですよ。

でも「追われる側の恐怖だけを主観的に描く」という点に関しては使えるんじゃないでしょうかね。ゴジラなんかは説明やら怪獣サイドの物語が多すぎる気がしますからね、もうちょっとドライに切り捨てて扱った方が怖がらせる意味では正解だと思います。

「一発」ですけど、結構しっかり作った感じもありますから、そうですね…三発ぐらいまでは意外と楽しめるかも分からないですねコレは。うまく出来てると思います。

なるべくデカい画面とデカい音で観た方が面白いですよ。私が劇場で観たときは一緒に行った友人が酔って途中から寝てましたけどね。食い入って観て欲しいですね。

ただただショッキングな主観映像

序盤のパーティ場面で主人公たちの相関や状況を説明、事件が起きてからは何が何だか分からないまま逃げようとし、そして主人公の恋人が自分のアパートで動けなくなっていることを知ってからは、恋人を助けにゆく流れになります。

まあ、ストーリーはあんまりないです。

ただただショッキングな主観映像を見せつけられるだけです。

でも、これは公開当時観に行かなかったのを後悔するほど、「まったく新しい形の怪獣映画」だと思いました。

怪獣によって引き起こされたパニックを擬似体験させるための映画なんですね。これがユニバーサル映画だったら、きっとユニバーサルスタジオのアトラクションになってますね。残念ながらパラマウントなんだけど。

とにかくデカいスクリーンと、大音響で観るべきもので、小さいテレビとショボイテレビスピーカーで観ても、何も面白くない代物だと思います。

この一連の事件を別角度からみせてくれる映画も作ってほしいですね。もっと、軍と怪獣との戦いも見せてほしいし。

通常兵器では歯が立たないっていうの良いです。東宝怪獣ぽい。

現実では、生物であるかぎり有り得ないと思うのですが、やはり普通のミサイルでやられてしまうような巨大怪獣はダメですよ!

エンドロールに流れる曲が、どこか東宝怪獣モノぽくて気になりました。

かなり日本がリスペクトされていますねえ。怪獣好き日本人として、どこか誇らしいです。苦笑

個人的に、肝心の怪獣のデザインは好みではないですけど、唯一、サメみたいな感情がない眼は、怪獣の危険性を良く表現できた部分だと思います。

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