ライジング・デッド ゾンビ降臨

「何を狙って撮っているのか」分からない作品

びっくりした。

こんなにつまらないと思ったゾンビ映画はなかなかない。

大統領の息子や夫人、そのボディーガード?と妻、その他が飛行機に乗ってゾンビ生息地から逃亡を図ろうとしたのだが、その飛行機が墜落。その直後から話がスタートしたらしいが、既にここから突っ込み所が満載である。

まず、生存者と死者がここまでハッキリと分かれるはずがない。機体がバラバラになる程の事故なら、死者か重傷者(もうすぐ死にそうな人)のどちらかになると思う。ていうか、生存者がいる事自体奇跡。車で交通事故とか、他にいくらでも似た状況を作れそうな気もするが、その予算さえもなく、已む無く「飛行機のプラモ」を登場させるに至ったか。スタッフの1人が「プラモで良かったら俺、持ってるよ!!良かったら使ってよ!!」といらん気遣いでもしたのか。

生存者達はいずれも、かすり傷1つ負っていない。服さえも汚れていない。せめて血と泥まみれにならないとリアリティーの1つも表現出来ないんじゃなかろうか。こんな「飛行機が落ちた場所でたまたま寝てました」みたいなさりげなさはおかしい。そもそも、生存者がほぼ大統領の身内というのもおかしい。意地悪な神様が居たものだ。

せめてもう少しテンション高めでやってくれたら『Z級おバカ映画』として特定のファン層もつくだろうに、変にシリアスにしちゃってるものだから非常に中途半端な仕上がりになってしまっている。まさに「何を狙って撮っているのか」分からない作品だ。

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